レビュー一覧

やはりこの人は思想的なことを直接表現しないほうがよい漫画になると思います。根底にそれがあって見えかくれするくらいがよいのかな、と。自身がナイーブではないのでこの作品に影響を受けたり感銘を受けるとこもありませんし、共鳴できない思想はノイズです。もちろん否定はしません。ただ、ダイレクトにその思想を描いても面白くない、とわたしは感じるのです。しかしバックボーンで感じるには良いエッセンスになると思います。

ホントに面白いストーリーが盛りだくさん！オススメしたい！

これぞ考える事だと言われている、そんな気がしてしまう最高の作品

1作目は、行きすぎたルッキズムへの警鐘、２作目は法とはなんぞや、ということでしょうか。どれも考えさせられましたが、特に3作目は興味深かったですね。ラストシーンは格好良かったです。彼は最期の最後に自ら自分の軛を解き放ったのですね。また読みます。

もし〇〇だったらの発想が面白いです。こうしてみると未来はひとつじゃない。

非リア充が独裁政権て、それだけで読みたくなります。が、絵がマジなので怖い。

法の力が常に真に正しく行使されるとは限らないが、そもそも、その法そのものは正しいのか。倫理について、正義とは、自由とは、人の尊厳とは何かについて考えたい三篇。

読み応えありました。パラダイスはなく、独裁体制は民主体制よりも弊害が多いこと、権利を極端に強くするデメリットなども独創的に描かれてました。所々、意味がわからないところもありましたが。最後の女性主人公の物語が一番良かったかなあ。100円でこれだけ読み応えあるなら大満足です。

考えさせる本です。是非読んでほしい。内容が少し一般受けするには難しすぎるかもしれません。