レビュー一覧

作者様のお好きな紳士年上攻めが私の好みに合致するのでいつもワクワクします。本作もセレブで大変紳士な攻めと未熟で可愛い受け。作者様の真骨頂とも言えるカップリングではないでしょうか。間違いなし！…なはずなのに思ったほどキュンキュンしなかったのは何故！？と自問自答してたんですが、ひとつはやっぱり絵が変わったことかな。顔のパーツの位置は良くなったけど、可愛さと色気が半減してしまった感。それからあれだけの紳士には年下相手にも敬語で話していただきたかった！これ密かに紳士攻めの醍醐味じゃないかな！？比較して申し訳ないですが「僕らの群青」の青木先生のように。「〇が落ちたら」の〇本さんのように。それがあったら5だったなぁ。いや、いい作品だったとは思ってます。そうそう、そういえば作者様の作品の当て馬ってかなり抉ってきますよね。今作もちょっとキツかったなー。私は嫌いじゃないですが。

無鉄砲な若者受け、紳士なスパダリ攻め。青とジェント、なるほど。あまあま～でよかったです！綾間さんオトナでかっこいいけどきのこの写真撮ったり蟹のかたちのクッキー焼いたり。不思議なひとでした。そこが温かさにつながるのかな。ストーリーはシンプル。「古いものの８割は大事なもの」とかグッときたなぁ。エロはなきに等しい！残念ではあるけど、このお話であまり生々しくなるのもアレなのでこれはこれでよかったと思います。

作者買いです。めちゃくちゃ紳士なスパダリ攻めとおバカな可愛い受けのお話でした。個人的に秘書の佐久間さんとのカップリングの方が見たかった。特に大きな山場なく終わるので、後半はページを飛ばして読みました。もう読み返さないかな。好きになるのも2人の性格もまっすぐすぎて私には物足りなかったです。エッチはものすごくサラーっとしてます。期待が大きかったので、ちょっと残念。

京一はジェントすぎて、佐久間はAIすぎる…。軸にある父子関係と腹心の部下のおかげで、甘いだけのシンデレラストーリーではない良さはあるけど、大人同士の攻防までジェントルで。ふたりの戯れを佐久間はどんな想いで見てたのか…。ただ、大人をしっかり大人に描くことで、直己のピカピカの青さ、彼が抱く尊敬と恋心、立場の違いや年齢差が際立ち、厳しくも微笑ましく切なくも甘いお話になっています。直己視点は安定の面白さだし、ふたりには甘きゅんだけど、作者にしては硬めな話のせいか、いつもの胸打たれる感はなく…作家買いですが☆4かな。

高校の先生、ライブハウスの店長に続いて今回はセレブの若手ベンチャー社長、この方の描く大人で優しく常識ある紳士が大大大好きです！社長最高！私はHなどはキスまででもいいくらいで、それまでなんだかんだと、現実感を外れない上でのBLファンタジーが好き。しかし相手の高校生を女子高生に変えたら社長の魅力100％から2％くらいになりそう。BLファンタジーですな。佐久間さんにも幸せになって欲しいのですが、先生なんとかなりませんか。あの手の人を幸せにするストーリーが全く浮かびませんが秋平先生マジックで社長を超える相手を見つけてやって欲しい。但し子共以外。次作も楽しみにしています!

歳の差カップルは別にいいのですが、これだけ歳が離れていてしかも相手が高校生となると、押されて押されてほだされるという過程がほしいなと思うんですよね。時間をかけて。そういう経緯なしに30代半ばの男が男子高校生に恋愛感情を持つというのはちょっとなあ。。あと秘書さんには片思いとかの要素は入れずAI秘書のキャラクターに徹したまま活躍してくれた方が面白かったように思います。

まさにBLファンタジーのシンデレラストーリー。いっぱいのキュンと、たっぷりの癒しと、いい具合の笑いと、ほどよいエロと、ホロリくらいの涙が、あればいいんです。秋平作品は、いつもいいバランスで裏切りません。もう厳しさや辛さは、リアル社会で十分なんで、少しの現実逃避の時間を求めてるんで。

毎話毎話、義務のようにえろいシーンがあるBLの波にのまれた人間からするとあまりにも眩しいお話でした。優しくて素敵な格好いい大人を身近に感じて変わっていく高校生、なし崩しや勢いなんかじゃない、頑張って時を経て満を持してやっと通じ会うからこそ価値があるんです。私が見たいのはエロじゃ無い、ラブだ！過程を大事に！エロさ極振りの昨今のBLへのアンチテーゼ！と心中で豪語してるタイプの人にオススメしたい作品です。

ホントに、このセンセのお話、大好き！瑞々しくて、じんわりする。描線も以前よりすっきりとして絵も素敵になってる！読むと心があったかくなる、何回も読み返してる。こういう癒しのBLが、今は、たくさん読みたいです♪

なんで高評価なのかわからない。結局若いだけじゃないと思ってしまった。