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誤解から別れた身分違いの二人、でも未練有るヒーローが恨んで復讐？みたいなストーリーかと思いきや、少し異色な展開でした。ヒーロー側の邪魔する父親、ヒロインの最低母親設定だは定番としても、別れた後のヒロイン事故、記憶喪失とかシークレットベービーでは無く、モデルなのに片脚切断で驚きました。その事故も口論して別れた後とは。傲慢ヒーローには未来永劫反省し続けて欲しい。ヒロインのスキャンダル記事暴露もヒーロー父親だったし。ハッピーエンドで済むには、ヒロイン代償が大きかった。ヒロインを守りきれなかったヒーローの責任だし、ヌード写真が公にされたヒロインを国民が受け入れるのは、アラブ社会ではあり得ないので星３つです。

絵は綺麗でした。こういう王道パターンに、ちょっと飽きてきたところ。最後には過ちを認め、ちゃんと謝っているものの、ヒーローに損したところはひとつもなく。ヒロインは愛してくれると思っただけで幸せという・・・なんとも安い！　といってはＨＱは成り立たないのでしょうが、でも過去の出来事に対して、いい大人のヒーローがしたことを、理由が「愛を認めるのが怖かった」とかなんとか。そんなパターンばかりで食傷ぎみになるのも無理はないかと。絵が綺麗な分、さらにそう思っちゃうのかも・・・

ヒロインはとても素敵な女性でした。美しく聡明でした。

初めて読む作家さんです。中々こんな設定ないですね｡ヒロイン何重苦でしょうか…頼れる人もいなくてツライ事ばっかりでもしっかり自立していて素晴らしい人だなと思います｡

絵が、人物だけでなく背景含む全てが綺麗で、話のアラやヒロインの泣顔が変とか、恐らく劇的な場面展開を狙ってだと思われるコマ（最初の方でいきなりヒロインがバサッと髪を下ろして見せるとか、後半でヒロインがバルコニーから落ちる直前の意味不明な妖怪みたいに群がってきた人達とか…？？？）などに目をつぶって（笑）星四つ付けちゃいます。　ストーリーはHQ超アルアルの、傲慢シークと人に言えない過去を持つヒロインとの破局と再会からのハピエン。結局シークはヒロインにベタ惚れのお馬鹿さんだっただけねって所もアルアル。今回はヒーロー父による妨害と話を聞かないシークのコンボ（苦笑）。原作を読んでいないのでどこまでがオリジナルでどこからが漫画家さんのアレンジかわかりませんが、ヒーローさ、いざ必要になったら数日でコンタクト出来る資力権力が有るんだったら初めからヒロインの裏事情全部自分で調べさせれば良かったんじゃん？　そしてコレまたお約束の自己評価低めでアッサリ彼を許す（も何も全く怒りも責めもしてない）ヒロインちゃん… 結局お似合いの二人って事か？

今作もそうですが、ハーレクイン、特にアビー・グリーンの作品はヒーローがとある誤解からヒロインを蔑む一方で、ヒロインのカラダにはずっと執着し続けていて、「一回(もう一回)抱けば忘れられるはず」と考えてヒロインに接近(再接近)、思惑通りセックスは出来たものの、誤解が解けたこともあり逆に今まで以上に執着してしまう、というパターンの話が多いですよね。今作はそれに加え序盤の「ダイヤを美しい女性に身につけさせてダイヤと国の宣伝をさせる」という話からまず「何それ?　女性を何だと思ってんの!?」となってしまって前半は正直ノれなかったです。ただ、中盤ヒロインの秘密が明かされてから(秘密自体は序盤から予想出来ていましたが)は一気に話に引き込まれていきました。このコミック版はセックスシーンが意外とがっつり描かれていましたが、文章だけの原作と違ってヒロインの身体も含めて画で表されるとだいぶ印象が違うというか、ヒーローが単に自覚がないだけで、本心ではヒロインを唯の性欲処理相手じゃない、ヒロインがどんな身体になっても大事に想って愛しているのが解るシーンになっていて良かったです。コミック版は原作と違って終盤二人の結婚に反対するヒーロー母の出番がなくなっていて、ちょっとまとめ方が原作に比べて強引だと思いましたが、全体的には原作より好きな作品です。所で今作では名前のみの出番だったヒーロー弟サリムですが、彼がヒーローの次作『灼熱の王と美しき逃亡者』はコミック化されないのでしょうか?　今作では描かれていなかったサラの死の真相や、その後の今作主人公カップルのことも書かれた作品ですし、出来れば次作も氷栗先生に描いて頂きたいです。

ハッピーエンドではあるもののヒロインの失ったものが大きい。ヒーローはぶち壊しただけで何もしてないな。憧れるストーリーではないです。絵は綺麗。

ストーリーの進み方が謎です…え？これでうまくまとまるの？！という感じでした。

素敵なお話にまとまっていますが、元々はヒーローがおかした過ちを回収しただけですよね。当時よりヒロインの事を愛してはいたのでしょうが、彼女の足のことを知り罪悪感や義務感、保護意識が強くなっただけだと、それを美化しすぎです。ヒロインを襲った集団は何だったのでしょう。ただの酔っぱらい？ 気になります。

画期的作品だとは思いますし、お話も絵もきれいだったけど。義足の人が分からないように歩けるかって、無理があるかも。