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レビュー一覧
グレープフルーツムーン【特典付き】
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233件
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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ののさん
4
2020-08-14
☆3.5。香月の目にはショーケースがキラキラのたくさん詰まった夜景や宝石箱のように見えているのが素敵。ケーキ愛に溢れる若者が洋一郎の情熱を取り戻すカンフル剤となるお話で、作者様もかなりのケーキ愛をお持ちなのかなというくらい熱がこもってました。ただあまりにも焦点がケーキに行き過ぎていたかな。読後パラパラめくってみるとたしかに相手に惹かれた描写はあるんですが、本を閉じればケーキに目を輝かせる香月の表情しか浮かんでこないのはやっぱりラブがあまり感じられなかったからなんだろうなと思うんです。キスのみなのは私は問題ないですが、BL読んだなーってならないのは残念。
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mimiさん
3
2020-08-14まるっと表題作。経営には向かない天才パティシエと、不器用でパティシエには向かず経営者を目指す大学生。ワンコな輝きが熱をもたらし未来を切り開くお話です。ケーキはきっと美味しい。お店はきっと幸せの匂い。優しい人々、有り余るケーキ愛…ほんわかするけど、恋愛部分はとっても微妙。あれからモヤモヤとか告白してからとか、そんな場面あったっけ？で読み返したり。香月の初心者ぶりはさて置き、洋一郎に大人の過去があれば(思い込めばある…のか?)多少の説得力は出たのかも。いずれにせよ、失った情熱を語るには圧倒的に心のひだが足りない…。作話も作画も丁寧なので次に期待かな。
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いくやんさん
4
2020-08-14
一見ファンタジーのような素敵な表紙に惹かれて購読しました。作画がとても丁寧で、特にケーキの描写が素晴らしいです。甘さやみずみずしさが伝わってきて、ケーキを食べたくなる気持ちはもちろん、食べた後の気持ちまで同時に味わえて不思議でした。もしケーキがカラーで描かれていたら、本当に宝石箱のようだと思えるクオリティです。登場するキャラクターも良い人達ばかりで、特にホールスタッフの桜井くんが良い味を出しています。チャラそうに見えて困っている主人公をさりげなくフォローしたり、恋話に淡々とツッコミ入れたり、メインの2人以上に好きなキャラクターです。桜井くんスピンオフの作品を読みたいくらい。ストーリーの軸であるケーキ屋の成長と共に、2人の仲を育んでいく流れにも違和感なく読み進められました。途中、堺さんのお兄さんの話になった時、お兄さんの顔が描かれなかったので、もしや血の繋がらない家族を好きになってしまったパターン！？と思いきや、全然そんな事はなく、ただ仲の良い家族が離れて寂しいと思う、美しい家族愛でした。邪な気持ちを持っていると肩透かしを食らいます。この作品を説明するならBLと言うよりは、サクセスストーリーの方が合っているかもしれません。評価を5といきたいところですが、付き合い始めたけれど憧れの気持ち止まりのようにも見えて、BL的には物足りなかったので評価は4です。1巻で終わらせるには勿体無いので、ぜひ続編を希望します。
Renta!で購入済み -
2020-08-14
絵は綺麗だけど、もう少し2人の関係性にフォーカスしないとBLである意味がない。というかこの話、BLではなくても全然成り立ちます。同性ゆえの葛藤とか一切なし。ストーリーが絵の完成度に近づくことを期待します。
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ちやあぽさん
5
2020-08-14試し読みで絵が綺麗というのが第一印象、そして洋一郎さんの「覗き？」という表情&アングルにやられ即購入しました！一気に芹澤先生のファンになりました！かっちゃんが一生懸命で可愛いから恋も夢も応援したくなるし、そんな熱い気持ちに溶かされてく洋一郎さんも、年相応な感じで色気もあって、それぞれの気持ちが芹澤先生のセンスの良い言葉選びで紡がれていて、大好きな作品になりました！是非ともシリーズ化して頂きたいです！！！塵さんやサクちゃん、洋一郎さんのお兄ちゃんにももっともっとフォーカス当てたお話も読みたいし、何より、香月と洋一郎のこれからの日常を垣間見ていきたい！！【夢】というのもテーマだと思うのですが、香月のポジティブでフレッシュなキラキラ感、ケーキのショーケースや景色のキラキラ感が、夢へのときめきを表しているようで。そしてそのキラキラ達が、香月から洋一郎に流れ込むように物語が進んでいく感じがとてもグッときました。最後の洋一郎の進路エピソードで、第一志望を書いた洋一郎の表情がキラキラしていて泣きました笑作画も細かく美しいです！人物は皆表情が豊かだしケーキは美味しそうだし、夜景のシーンはこちらまで感動して惹き込まれました！作品を読み終わって感じたのは、もちろん内容が素晴らしくて大大満足だったのと、勝手なイメージですが、愛と優しさ溢れる芹澤先生のお人柄を感じずにはいられません！それくらい、作品から色々なものを感じました！何度も言いますが、是非！続きを！！そして、芹澤先生の描くまた違う作品をこれからも楽しみにしています！早く読みたいー！！！
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他の方のレビューに「恋愛面が弱い」とのコメントを見かけて、それを踏まえた上でこの作品を読んでみましたが…いや、逆にそこが良いのでは？というのが私の感想です。確かに普段我々がよく読むBLの様式美（１冊の中にに出会いからエロ展開までコンパクトにまとまってる）とは少し外れますが、「なんか好きかも…？」「付き合う…付き合うってなんだ？」みたいな、一歩進むごとに悩む主人公の姿（でも基本カラッとしてる）が、現実でのリアルな恋愛のテンポ感っぽいぞ…と新感覚でした。そういった意味で、くっつくまでのじれじれが好きな方にはおすすめです。さらに言うと、この作品は恋愛面だけではなく、ふたりの人生についての話でもあって、「将来どうなりたいのか」「何のために生きるのか」そんな部分もかなり大きなテーマのようです。それぞれに素晴らしい才能もあれば当然のように苦手なこともあって、でもふたり一緒にいると不思議と互いを補い合える、さらには互いを高め合えて…という素敵なカップルなんです（しみじみ）。あと、皆さんがよく指摘してる義理のお兄ちゃん問題ですが（BL脳だとあ〜昔好きだったってやつ？と0.5秒で思うやつ）私は実際読んでみたら、思ったほどはミスリードされなかったですが、例えば「親の再婚前は家にひとりきりで寂しかった」とか「兄が出来て初めて自分という人間を大切にしてもらった」などの描写（恋愛ではなく自己肯定をしてもらったエピソード）があればそういった勘違いが生まれにくかったのかな？と思いました。色々書きましたが、ページ数に対して内容がぎっしり詰まった素敵な作品です。叶うのならば付き合った後のふたりの仕事場での日常（たまに甘々）が見られたら本望だな〜〜と思います。作者様素敵な作品をありがとうございます。