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レビュー一覧

漫画『親愛なるジーンへ【特典つき】』

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総合評価
5点
4.9
(436)
5点 5 391
4点 4 39
3点 3 6
2点 2 0
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2020-07-10
評価点
5
ののさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
『ラムスプリンガの情景』で先に村を出て行ったあのジーンのお話。素晴らしかったあれと同じ世界観で更に上回って来るなんて本当にびっくりです。はーぁすごい。まずジーンの表情から目の輝きから姿かたち全て、一冊を通して絶妙に変化するのに目を奪われました。終盤の言葉の通じない愛の告白のシーン、もう涙出ますね。それからトレヴァーの出自のこととジーンの故郷のことや、シリーズ前作と本作の巧妙な繋がりはもう溜息しかなく、上手い作家さんだなぁとあらためて惚れ惚れ。世界観がしっかりしてストーリーも練られ描写力もすごいので、めちゃくちゃ読みごたえあります。2巻完結予定のようで1巻時点では謎はまだまだ明かされませんが、それでも余裕で満点評価できるほど。ただ冒頭からわかりますが今ここにいないジーンのお話ですもんね、切ないような…結末がドキドキ。ちなみにM/Mっぽい雰囲気だし設定的にもアレだしお約束の・・があるんじゃないかと思うんですが……(憶測です)。
2020-07-10
評価点
5
ハセさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ちょっとこれはもう別格というか、1巻の時点で既に名作じゃないでしょうか。久々にがつんと胸を打たれました。純粋だけど強い芯を持ったジーンと、それを壊したくなくて触れてはいけないと自分を戒めるトレヴァー、その耽美的な空気感と普段の2人のコミカルな会話のさじ加減が絶妙で、最後まで夢中で読みました。信仰心の強いアーミッシュであるジーンからのあの告白は、まさに最大の愛の言葉。トレヴァーは言葉が分からなくても、あの心からの告白は通じてしまうはず。2人が結ばれるシーンもすごく官能的なんだけど、何だか胸がいっぱいになって泣けてしまいました。個人的にあれだけ話題だった前作を超えたんじゃないかなと思うほど良かった。現代のトレヴァーの横にはジーンはいないわけだけど、悲しい結末じゃなくて驚くようなラストであることを期待したい。
2020-07-10
評価点
5
レーザーキャットアイさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ラムスプリンガのスピンオフ作品、テオの兄、帰って来なかったジーンに何があったのか…がとても気になっていたのでこの作品で読むことが出来てとても嬉しいです。時代設定2つあるので、本題に入るまでが少し長めでした。ベトナム終戦の1975年頃のニューヨークにて、ちょっとしたきっかけでトレヴァー弁護士(攻め)とジーン(受け)は知り合うのですが、さり気ない一言を信頼して受けを自分の懐に入れる辺り、恋愛的に惹かれたと言うよりも人類に対する愛が溢れていてとても優しい良い人だなと思いました。作品内の過去回想に答えはある訳ですが、これが涙無しには読めない位感動しました。トレヴァー最高かよ!受けはアーミッシュなので、勿論ピュアピュアで擦れていない所が素晴らしく可愛い!しかし可愛いだけではなくエロには男らしく積極的で、もう、なんなんですか、萌え殺しに来てるんですね!?ありがとう、ありがとう!チン子の描写も白抜きでは無く、白線で辛うじて形が分かるのもポイント高い、エロイ!そして、この話まだ続くそうで、早く読みたくてたまりません!
2020-07-10
評価点
5
サバみそさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ラムスプリンガ〜で気になってたジーンの物語が出るとわかって楽しみにしてました。続きものですが、一巻だけでも十分なボリューム、今はまだ後腐れのない物語です。とはいえ、ジーンがどうなってしまったのかどこに行ってしまったのか、冒頭から気になるのですでに待ち遠しい。アーミッシュの青年が都会に馴染んでいき、拾ってくれたトレヴァーに対して気持ちが傾いていくまでが書かれています。日記で、という形なので、どうなってしまうのか予想もつかない展開です。この作者さん、コメディも好きですが、シリアスが半端なく好きなので、ボリュームやぎゅっと詰まった物語に大満足です。ハッピーエンドを迎えられますように…
2020-07-10
評価点
4
銀色さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
『ラムスプリンガの情景』も読みましたが、こちらの方が好きです。優しい人々に恵まれながらも、出自や生い立ちに由来する孤独感を埋められずに生きてきた主人公が、ついに出会った純真な愛情に癒されるシーンには胸をしめつけられました。愛情を注がれたのに孤独であった子供時代の、幸福と寂しさの描かれ方も切ない。切なさ、優しさに溢れたお話です。しかし過去を振り返る形で進む話の、現在の時間にパートナーの姿が見えないのが気がかりではあります。そう心配させておいてのハッピーエンドならば良いのですが…。主人公たちが本当に優しい人たちなので、幸せを祈らずにはいられないです。
2022-09-17
評価点
5
Mistletoe さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
かつて若者だったわたしたちと、いま若者である皆さんに、作者様からの本当に優しいメッセージが漫画にのって届けられており、この殺伐としたご時世に、人間の良心と創作力の素晴らしさに、すごく前向きな心になれました。インターネットが普及し、一度の過ちが激しく叩かれてしまう昨今ですが、「若者であることに罪や罰はないよ」、というトレヴァーの赦しのことば、人間はこんなに優しく寛大にもなれるのだと感動し、自分も世界も、もう少し寛容になるべきときがあるのでは、と思いました。また、愛する人を得て人生が、心が豊かになることの素晴らしさが余すことなく表現されていたと思います。恋だけではなく少しの野心もあり、成功も手に入れたいという葛藤というのは、男性同士の恋愛ならではという感じもして、愛しているけど相手の成功を願い背中を押したい気持ち、愛しているけどもっと広い世界を見たい気持ちの二人の葛藤というところにすごくBL的萌えも感じました。また、離婚訴訟のクライアントの彼女のとことで、先人の小さな積み重ねと弛まぬ努力により享受できている当たり前があるというところ、LGBTQの人権、女性の人権というところにつながる話で、恋愛以外でもこんないいメッセージが入っているんだなと感動しました。最後が曖昧、と思う方もいるようですが、ちょっと気まずい、どうしようというジーンに、甥っ子ジーンが、トレヴァーのことばを引用して、焦らず、自分の気持ちを大事に、というラストは完璧だったと思います。ゲイとして“先人”であるトレヴァーが、自分の性のアイデンティティに悩む甥っ子ジーンへの素晴らしいことばをかけて、彼の心を救い、彼もまた、トレヴァーからもらったことばでジーンを励ます、という、優しいことばのバトンが次へ次へとつながる描写が秀逸でした。すいもあまいもあるけど、人生は続いていくんだから、優しさをつむいでいきたいねという人生讃歌として、一生心に残る作品となりました。
2022-09-16
評価点
3
なちさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ストーリーが壮大で愛が深くて素晴らしい作品だと思います。が、上級者向けというか自分は向いてないのかもしれません。個人的にジーンがちょっと不満です。今のジーン視点や思いがもうちょっと読みたかったかな。こんな完璧な物語に野暮だとわかってはいるんですが。終わった関係ということばだったりふわっとしてる様子が、なんだか別に敢えて再会する展開はなくてもよかったのかなと感じる距離感。あとがきだったりいろいろグサッともやっとしてしまい1巻の読後より少し冷めてしまいました。ぜんぶ甥っ子の言うとおり二人は二人だけの素敵な関係でいいと思うしわかるんですが…二人かなり大人だし理解はしてるけど、立派すぎて…。色々攻めばかりで。もうちょっとジーンの熱量が見たかった物足りなかったというのが本音です。
2022-09-15
評価点
4
算数苦手さん
Renta!で購入済み
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作品に対する評価は☆5ですが、好みとしては☆4です。2巻続けて読んで、1巻読了時点では☆5でしたが、その後の別離が私的には長すぎた。正直☆3とも思ったけど、受けの成長を見守った(妨げなかった)攻めの尊さに心の☆ひとつ増やしました。攻めに捧げる☆です。
2022-09-15
評価点
5
さかえさん
Renta!で購入済み
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一巻を読んだ時に「これは凄いぞ!」と思っていたのですが、間が空き特装版とどちらを買うか迷い。(お値段問題もあり)改めて一巻読んで、結果、特装版買わないと後から後悔するヤツだと思い購入しました。一巻購入して後悔しなかった方は絶対特装版お薦めです!後日談がより多幸感を増してくれるかと。質の良い映画を観たような、良いお話しでした。
2020-07-31
評価点
5
sb7さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
素晴らしかったです。久々に完全に作品そのものに入り込み、作者の意図や伏線等、普段無意識に辿っていること一切が飛びました。二人を「攻め」「受け」とBLでの役割で呼ぶのを思い付かないくらい、彼らはキャラクターではなく生きている人達だったんだと思った。プロの漫画家さんてほんと凄いな…当たり前のことにしみじみ。私は前作にハマりきれなかった部分が実はあったんだけど(テオについて)、今作はただ好きだなぁとバカみたいに思うのみ。うまく言葉が出てこないが、う〜ん、いっこだけ。やっぱりどうしたって生き方。ひたむきに、逃げずに自分の人生に向き合う人達は尊いし愛しいの。それを丹念に端正に、時にコミカルに描き切る作者さまの眼差しは優しいなぁと思う。私はふたつ目の「あなたは神様」という言葉でいつも泣いてしまう。読み終わったあとしばらく一人でいたいので、うちに家族がいる気配があれば、絶対にこれを読まないと決めています。