レビュー一覧

影男無音拳銃！という凄い名前のこの漫画は古いのとこの作者の独特なダークな画風で読み難いかもしれません、人によっては、でもストーリーは面白いです。テーマソングがあるのも渋すぎる！

佐藤まさあき氏の他作品と異なり、各エピソードが長いながらも、起承転結が練り込まれ、重厚にまとめられています。また、タイトル及び主人公の『影男』が、文字通り寡黙な設定でクセがなく、感情移入がしやすいです。ただ、影男が「ある事件」から僅か４年で、あのレベルの殺し屋となるのには、少々無理があると思いました。

江戸川乱歩原作の影男と勘違いし購入したのが間違いの元でした。モチーフになってアレンジはされているのかもしれませんが、勘違いとはいえ期待を大きく裏切られたため、続きを読む気にはなれないです。購入して後悔しています。自分好みの話であれば、違っていても続きを買っていたかもしれませんが…。ゴルゴ13を救いようのない版にしたストーリーという印象を勝手に抱いています(ちなみにゴルゴは好きですが)

ダビデの星と比較して主人公が硬派で同じ佐藤まさあきさんの作品とは思えないくらいイメージが違ってました。でもとても面白かったです。

７０年代ですねぇ。　　７０年代の漫画って、なんで、こんなに画面全体が黒いんだろう？？　　当時は漫画って子供の読むものだったし、それとは違う漫画なんだ―、と一線を画しているつもりだったのか？？　　風俗が興味深いです。　　影男、素人のお嬢さんや探偵に簡単に家見付けられてたら、アカンやん。　　　　耳に鈴を付けているマダムは何なんだろう。　　リーンリーンという音とともに現れるのは雰囲気あるのだけど、よく見たら、耳に鈴が付いてた・・猫？？　　と、突っ込みどころがあちこちにあって笑えました。