レビュー一覧

ヒーローとヒロインのすれ違いの多くは、お互い勝手な思い込みで気持ちを言わないところにあると思う・・・変な顔してるのに、相手に気付かれないとでも思っているのだろうか・・・そしてこのヒーローは本当に子供で、自分のことしか考えず、ヒロインの行動によって大人になっていくわけですが。本当にヒロインがいて良かったな！　でなければお前はくずのままだ！　そしてヒーロー父！　懺悔したいならどうして口で行動で言わず相手からのアクションを待つのか！　そこがヒーローに遺伝・・・嫌な親子。それに振り回された意地悪女バーバラ。彼女が一番の被害者です。

ページ数よりも充実している感じがしますね。なんだろうかな、ヒロインの聡明さと、愛情の深さを併せ持つという設定がすごくステキだなと思って。ヒーローは、このお話の中では放蕩ぶりを全然発揮していないので（ようするにそれはヒロインに出会う前の話、ってことですね）、でもなかなか自分の中の愛情に気づけない。それでもヒロインは決してあきらめないところもいい。とにかくヒロインがいいなぁ。

ヒロインが健気で優しく、そして強い女性です。ヒロインの人柄に触れて、頑ななヒーローとヒーロー父のわだかまりが消えていきます。自分勝手な（？）ヒーローがヒロインを愛して大人になって良かったです。ヒロインのライバルも悪役ではあるけれど、ヒーローの妻候補としてずっと取り仕切っていたなら、ヒーローに固執する気持ちも多少理解できるかな。

ヒロインと出会って変化していくヒーローが素敵でした

これは原作からの設定なのかな、牧師の娘がお貴族さまにタメ口きいてるのが冒頭から気になりました。レディと親友、って自分から言ってるし。チューされてそのまま体まで許しちゃってるし。軽薄すぎない？何か、最後まで読んでも共感できませんでした。ごめんなさい。

ヒーローは家柄と容姿がいいので女性にモテるし、少しの事は許されるので女性に対して酷い態度をしても許される人生を送って来たと思います。そんな子供で身勝手なヒーローに対してヒロインは最後まで頑張ってヒーローと向い気合いましたね。

親子の確執も新しい風が入れば形は変わる。真実を見極める目と広い心がヒーローにはまだ足りなかった。最後に理解し合えて良かった

ヒロインは聡明で言いたいことをはっきり言うこの時代にしては珍しい女性ですね。それに比べてヒーローはうじうじして好きではないなあ。まあ、最後にはヒロインの良さを気づいたから良いのですが。

レビューでのヒーローはかなりの悪評だったので、購入を悩みましたが、お気に入りの作者さんですし、まぁ、ＨＱはヒーローが最低なのはあるあるなので購入しました。結果、予想通りです（笑）悪女の従姉妹もぶっちゃけ被害者の１人ですね。

結構暗い話でした。でも貴族社会じゃなくてもありそうな話でしたね。