レビュー一覧

途中までwebで読んでたのですが、続きが気になり購入しました。最後どうなったんだろう…笑続きが気になって買ったのに、続編も見たくなる。。。笑

気持ち悪くて読まなきゃよかった、と後悔します。どの登場人物も最悪で、気分悪いです。消えたくなる気持ち、わかります。

先が気になって面白くはあったけれど、値段には見合わないと思いました。

なんだかすごく悪趣味。読み終わって一番に感じたのは、読まなきゃ良かったってこと。始まりから中盤までは、簡素な絵柄と、淡々と展開していく物語がマッチしていて引き込まれましたが、物語の重さに反して作者にはこの作品を通して訴えたいメッセージなど何もないのだなと感じました。感じたのはエグい展開にすれば嬉しいんでしょ？こういうのが読みたいんでしょ？とでも言いたげな作者の底意地の悪さだけというか…。死にたいくらい辛いなら逃げたら良い、というのはその通りだと思う。でも、有紀ちゃんの最後の言葉は到底理解できません。ツバサ君は有紀ちゃんにとって自分の命かそれ以上に大切なものだったはず。いくら辛くても、その子を明らかに歪んでいる義母とマザコン父の元に置き去りにして、偶然知り合った男の連れ子に懐かれたから勝ち？逃げるにしても、最低限の人としてのモラルさえ捨てて逃げて、たまたま上手くいったからとほくそ笑むなんて、人間こうはなりたくないなと感じるだけですよ。次の有紀ちゃんはあなたかも、なんて、作者は世の中の人々をそこまで意地悪く見てるのかと思うと軽く衝撃を受けました。世の中には価値観の全く相入れない人がいるのだな…と改めて感じさせてくれた、という意味では読んだ意味があったのかもしれません。星2点は途中までは引き込まれたのと、簡素な絵柄ながら表現力は感じたから。でも読む価値はあるかと聞かれたら、YESとは言いたくない、そんな本でした。

この作者の人はなんかかわいそうな人だなぁと思いました。全てがマイナス思考。

登場人物の安西家が、不健康。家族を支配しコントロールしようとする義母、義母と共依存してユキちゃんを守らない夫、友達や第三者に相談せずギャンブルに逃げた（社会性の無い）ユキちゃん。それぞれ自己都合を最優先させ、誰もツバサ君の幸せが何かを考えていない。大人の都合で歪んでいくツバサ君が、かわいそう。咎めるつもりは無いけれど、春ちゃん達3人のうち誰か1人でも、健全な救い方を提示してあげられたら良いのに。けれど、きっとこの作者さんも、似たような苦しみがあったのに健全な道を見出せない人だったのだと思う。登場人物は皆んな承認欲求が強い。ユキちゃんには「私が勝ち」とか言わせてないで、裁判所でも役所でも使って、ツバサ君の親権取ってほしかった。

値段が高い割に、がっかり。なんか人生の上辺だけを描いた漫画ですね。幸せと不幸は紙一重みたいな感じを言いたいんだなって思うけど、ホラーとしては今ひとつしっくり来ないし、ほのぼのした絵柄を生かしたいんなら、捻くれないで真っ直ぐ描いたらいいじゃないかなって思うんだけど…。個性がなくニュースも読めない女子アナが、売れるために無理矢理キャラ作って頑張ってますって感じのお話でした。

この方の子育てや家庭が絡む漫画は本当にゾクゾクさせられる。現状に不満を抱えている主婦はもちろん、そこそこ満足いっている主婦すらなんかもやもやさせるからたちが悪い。だからこそ面白い。「他人の不幸は蜜の味」「わたしが一番勝ちだ」どれもすごい名台詞。

この作者は基本的にホラー漫画家だと思っている。下世話で陰湿で背筋がゾクッとするような話が得意な作者。読み終わったあとにいやーな気分になるけど、ほんの少し共感できてしまう。

うーん…面白い！ですが、もやもや…この作者さんの作品全部読んでますが、毎度もやもやさせられる。