レビュー一覧

恋愛感情を秘めた長年の親友…これは切ない健気受けか？と思いましたが、主人公の明日真が月村さんのキャラクターにしてはなかなか逞ましくどちらかというと“甘アマ両片想いもの“ 明日真は自らの美しさこそ全てという母親に心情的に放置に近いような状態で育ち母譲りの美貌がコンプレックスで「自分の取り柄は見た目だけ」というのが足かせになってるネガティブ思考の持ち主。大好きな蒼士と一緒に居る事ができればそれだけでいいとちょっと人生投げやり気味。対する蒼士も金持ちの息子で頭も良く男らしいイケメンでありながら、愛人から正妻に成り上がった強い母親のせいで家族と距離を置いています。こんな二人が東京で同居しているのですが、双方が片想いだろうということは前半でわかるので後はどうくっついていくのか？というストーリー展開。蒼士が明日真と似たタイプの男を連れ込んでいたシーンは「え？！　明日真への気持ちを抑えきれずに似たタイプで欲望を発散させてた？いくらなんでもそれはイカン！」とハラハラしましたが、この誤解もすぐに解け一件落着。蒼士に片想いの同級生女子、二人を別れさせようとする強烈な母親等出てきますが、先に述べたように明日真が身を引こうとする弱い健気タイプではなかったので、さほどの危機感もありませんでした。ドラマティックな展開に欠けたせいか、月村さんお得意の健気切なさ度がいつもより低く★辛め。タイトルの『きみに言えない秘密がある』のは明日真の蒼士に対する恋愛感情かと思ってたら、蒼士の明日真に対する束縛（バイト給料の多くを家賃として受け取ることで引っ越しを不可能に… 腹黒っ！）も含んでたのですね。

まだまだ生ぬるい！もっと執着してる所が読みたかったです。給料のほとんどを払わせて引っ越しさせないとか(笑)そんなのがもっと欲しかったのでマイナスでした。

作家買いです。どちらかというと健気受けが好きなのでツンデレであっさり纏まってしまったので物足りなかったです。

この作者さんの、素直になれない子たちが好きです。素直になれない偉そうな攻めが好きでしたが、素直になれない受けもとっても可愛かったです。素直になれないだけで、自分の嫌な部分も真っ直ぐ受け止められるとても良い子で好みでした。あまりにも綺麗事過ぎる良い子はかえって胡散臭く感じてしまうので、こういう子は大変好みです。攻めは、くっついてからは甘々垂れ流しで、とてもお似合い。自分の意見をきちんと持ってる芯の強さも良いです。攻め側からの短編とかもあるともっと良かったので4つにしちゃいましたが、安定感のある甘々なお話。さらっと読めちゃうお話でした。

両片想いであろう事は最初から分かりきっていましたが、もう少しすれ違ってくれた方が楽しかったかな。「明日真」であるべきところが「蒼士」になってる箇所が2箇所あったのが気になりました。

P62の蒼士のセリフに間違いが。「おい、蒼士？」ではなく、「おい、明日真？」が正しいはず。

あまあまを読みたくて、購入しました。切ない話より、楽しい話が良かったので、満足です。

読み終わってみれば　甘々かわいいお話でした。安心して読めます。

作者さん買いです。両片思いの幼なじみ。割と早い段階でくっつくので、後は甘々なお話で、ニマニマしながら読めます。

作者買いです。あたりさわりもなくさくっと読めました。馬鹿ッブルのイチャイチャ多めです。