レビュー一覧

月村さん作品の安定設定、爽やか王子攻めxネガティブ純情受け。出版社に勤めるゲイの地味リーマン五十嵐が、かねてからファンだったイケメンタレント椎名と仕事で出会い、その憧れのスターから付き合って欲しいと告白されるというまるで少女漫画のようなストーリーです。一人Hのおかずにしてしまっているという事もあって本人を目の前にしてテンパった五十嵐がやたら饒舌になり止まらないところが可愛かったです。そしてそのエッセイの“好きだった”部分が、ことごとく自身の言葉で書いたものだった事から五十嵐に興味を抱いた椎名。一目惚れだったと後で述べてますが、五十嵐のルックスに対する描写がアッサリだったせいもあって、そこまで惹かれる理由づけがちょっと弱かったように感じました。両方とも穏やかな性格なので両想いになってからはひたすら甘く（敬語使ったからペナルティだよ、チュッチュ　笑）売れっ子スターなのに周りが妙に応援してくれてるせいもあって（マネージャーの中村さん　良いキャラです！）ちょこちょこと起きるすれ違いも痴話喧嘩の延長みたいでさほど深刻ではなし。ただ元彼の呪縛で「僕は淫乱」「淫乱だと嫌われてしまう」がちょっと引っ張りすぎでくどかったかも。五十嵐がネガティブなりに漢らしさ・意思の強さを見せてくれる場面が欲しかったなあ。“しいなくんマスコット“7体がツボだったので★1つ追加で。「やらしいなくん」と「かまびすしいなくん（笑）」のビジュアルも見てみたい！

紙初版日2020年5月9日？？？詳しいことは分かりませんが、あとがきを読む限り、2014年に発売された作品なんじゃないかな？ Renta!さんのみの利用ならそんなに問題がある訳ではないと思うケド、紙や他サイトも利用だと、前に購入していて忘れてしまい、新作と勘違いして買ってしまう……というパターンもあるかと思うので、ちょっと気になりました。作者買い。うーん…内容紹介通り、都合の良い夢物語ですね。大好きな芸能人が、1回会っただけで好きなってくれるって……無いとは言い切れないケド、奇跡？夢？って感じですよねww。まあでも、夢物語だからこその良さもありますよね。都合の良いお話だな…と感じましたが、まあまあ面白かったです。でもサラッと読める王道設定.ストーリーなので、沢山BLや小説を読んでいる方は物足りないんじゃないかな？ 個人的にはキャンペーンでお安くなった時の購入をオススメしたいです。 他の方々も指摘されていますが、攻めが受けを好きになる理由がちょっと弱いようにも感じましたが、この受けは、実は凄く魅力的な人物なのかな…とも感じました。黒髪眼鏡受けだと、私的に、すぐに地味メン受け……と勝手に脳がカテゴライズしてしまうのですが、玲は結構色々な人から告白されたり、可愛いがられたりしてますよね…。もしかしたら凄く美人さんで魅力的なのかな？とも感じました。でも、受けの性格は素直で真面目で可愛いらしいケド、27歳でその洗脳のされようははどうかな？とも感じてしまいました。27歳ならネットとか使って、自分で淫乱かどうか？調べられると思います。なんか子供みたいでその部分だけは、うーん……この思考で社会人……と思ってしまいました。

正確には星3.5。作者買いというより挿し絵買い(なんだそりゃ)。購入はイラスト目当てでしたが、ストーリーもなかなか良くて楽しかったです。受けが攻めにめちゃめちゃ愛されるのは､やっぱり読んでいてほっこりしますね。ただ、受けが何故そこまで無条件に愛されるのかはきちんと描かれていなかったので、もう少し詳しく描いて欲しかったかな。あと受けの元カレとの絡みは、過去も現在も、全て私には滑稽すぎて興ざめでしかありませんでした。特に二話目の絡みは安いドラマを見せられているかのようで、あれがなかったら星4なのにな…と残念でした。

人によってはこのお話の受くんは嫌だと思うかもしれないですが、私は可愛げがあるなあと思いました。まあこれでこそ王子さまが際立つというのもあるんですが。

全体的にかわいいお話です。何か問題が起きても割りとあっさり解決するので、少し物足りない気がしました。初心者さんにはオススメです。

キャンペーンで安くなっていたので購入。かみでも購入していたんですが好きすぎて電子にも手を出しました。身分違い・スパダリ執着攻・無自覚受好きなら読んだほうがいいです！

これといって、心に残るお話ではなかったな…というのが、読み終わった後の感想。受け攻め共に魅力のあるキャラじゃなかった（私にとっては）。芸能人と出版社の営業との恋物語でしたが、その設定も今ひとつ生かしきれてないような…また読むことはなさそう。

他の方もおっしゃっているように、玲の魅力がイマイチ伝わってきませんでした。元カレとの淫乱トラウマも引っ張りすぎなのでかえって大げさで現実味がなくなってしまったような。元カレとの二番目の揉め事も必要性を感じなかったし。あと、芸能人がこんなに堂々といろんなところに出歩いているのも、いくら同性と一緒だからって、あり得ないような。

作者さん買いです。終始、甘々な雰囲気です。ちょこちょことヒヤヒヤしてしまう場面もありますが、すぐに甘々に引き戻されるので、安心できます。

今回は『淫乱』というパワーワードがあって、どんな感じになるのかとドキドキしながら読みましたが、甘々な展開なお話でした。一つ引っかかったのは、椎名くんは玲のどこに惹かれだんだろう？と。顔が好みだとして、自分の本を隅から隅まで読み込んでいて熱く語ったくらいあんなにグイグイいくかな〜と。もう少しその辺りのエピソードが欲しかったです。