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うーん、タイトル通りやんごとなき恵まれた身分のオメガが、運命の番であるアルファと巡り合って幸せになるという、ある意味王道のストーリーなのですがどうも物足りない。主人公雅純は名門伯爵家の次男ながら、上流貴族にはほぼあり得ないオメガの生まれ。あらすじには「名門伯爵家に生まれながら、オメガなんて末代までの恥だ──。」なんて書いてあるのですが、そう考えているのは本人で両親もアルファである兄も雅純がオメガであることを疎んでも蔑んでもなく大切にしていて、全寮制の学校でも特別に配慮してもらっているというすんごい恵まれたオメガなんですよね。…というかとても希少（男性オメガは１万人に1人！そしてオメガ特有の美貌）かつ、オメガの産む子どもは確実にアルファという設定なのであれば、素晴らしい家柄のオメガなんて優れた血のアルファ子孫を残したい貴族たちからすると、単なる番ではなく正室として引っ張りだこなのでは？貴族社会トップの侯爵家の私生児であった祥久が、侯爵家と関わりを持たずに一般人として成長してきたのはわかるのですが、なぜよりにもよって貴族たちの子弟が集まる名門校の用務員なのでしょう？人口の一部しかいないアルファだから頭脳も身体能力もずば抜けていたはずですよね？用務員になったのも何らかの思惑があったのかと思ってたのですが特にそれについての記載はなし。後半いきなり雅純が、男性ばかりのオメガコミュニティに招かれそこで低次元の嫌がらせを受けたり「アルファの姉の子どもを産ませたい」と誘拐されそうになったりするのですが、これって必要だったんでしょうか？今までオメガとしてはかなり恵まれ守られていた雅純をひどい目に合わせたかったのか？危ない目にあうも何も（てっきり女アルファに無理やり襲われるかと…汗）すぐに「運命の番のミラクルでビビビ！」と祥久に助けられるし、ストーリー上メンバーを細かく描写したりする必要がどこにあったのか首を捻ってしまいました。兄の高範とその友人である練二はそのうちスピンオフになるんでしょうね。先に出版された二人の子ども悠真の『愛しき年上のオメガ』もそのうち読んでみたいと思います。

前作のオメガバース作品のご両親のお話ですね。いや～運命の番ですね。ハラハラする場面もありましたが、やはりヒーローは登場の仕方が違いますね。思わずよっしゃって気張ってしまいました。

息子達の話を読んで気になっていた両親編、満足しました。父にこんな過去があり、番を護るため家を継いだとは驚きです。後記でほのめかしていた兄の方も是非読みたいです。

うん！嫌いじゃない、嫌いじゃないけどおとぎ話感満載でした。出来過ぎのヒーローヒロインで運命の番。嫌なヤツらだけど苦労して生きているオメガ達のいじわるが、なんだか悲しくなる。妬み嫉みしたくなるよね。と、、、その辺りが、逆に生々しくオメガベースの世界観が出てたと思う

抑制剤の空ゴミを共用ゴミ箱に入れたらダメでしょーと思いました。200ページ無くても危機的イベントが二回もあります。

正統派、貴族、オメガバースです。高範お兄さんの続きが、気になります。

財力と庇護者に恵まれたオメガの物語です。単体読みですが問題ありませんでした。サラサラ～っと読めるので、悲壮感や込み入ったモノはちょっとという時に向いてます。

『愛しき年上のオメガ』を読み悠真の両親の話だと知り気になったので読んでみました(#^.^#)今作はあまり悲壮感はありません！上級貴族の家の次男として生まれた雅純はベータとして名門男子校の寮に入っているが実はオメガだった・・恵まれているオメガで危ない目には何度か会いますが虐げられる場面はありません。けど周囲の目を気にする場面や孤独感が多く描かれています。でもそれ以上に愛する人＝祥久から激しく深い愛を受けています(#^^#)この二人はやっぱり運命の番なんだと思わせる場面が物語のなかに散りばめられていて話に引き込まれました。恋愛とエロスとスリルが入り混じった作品でした。ぜひ読んでみてください♪そしてお兄さんの高範さんの恋愛も読んでみたいと思いました。ぜひお願いします(#^.^#)

あれ、二十歳の時に生んだんじゃなかったっけ？しかも、同級生じゃない？と慌てて前巻を読み直しました。うん、まあ、違うものだと思えば良いのか、と切り替えて読めば、なんというか、旦那がひたすら良い男です。そしてお姫様は鈍すぎる。まあ、かわいいんですけど。楽しみましたから、不満ではないんですけど。

えっ！！でした。・・「愛しき年上・・・」の 両親編だったとは…‥ なのでもう一度「愛しき・・・」を じっくりと読み返して見ようかと…‥ 前回も今回も、オメガはこうも理不尽に扱われるんでしょうか？ だからこその巡り×巡り逢って、こんなにも大切にされ愛されていることを、私は恵まれているオメガだということを、ちゃんと心に刻んで生きていこうと…‥ 噂になる程の、お互いを溺愛しつねに傍らにいる存在と、世間に知らしめているのです。もう～♪ごかってに・・かと(笑)。