レビュー一覧

鬼くんが言った『だからそれまで他のやつに食われないようにちゃんと見張っといてくれよな』って言葉を、本当に食べるために見張っといてくれと言ったのかと最初は思ったのですが最終話まで読んで読み返してなんとも言えない気持ちになって号泣しました。ここからは勝手な憶測でしかないのですが、鬼くんは人間としても鬼としても生きられないことを悟った時に、『いつか帰ることができる場所』をなくして本当の意味で孤独だったと思う。帰りたい場所を無くした鬼くんに『ここにいたらいい』と受け入れてくれた瑞希も大事で、自分のために泣いてくれたみちるも大事。特にみちるへの想いは恋心を自覚しないままキスしちゃうし、ずっと帰りたかった帰る場所を無くす選択をするくらいには想ってたんだと思う。でもふたりのためなのか、ふたりが一緒になるのを側でみているのが辛かったのか旅にでちゃって帰ってきたのがみちるが亡くなった後で…。…みちるはきっと本当に影を返さなくてはという思いから鬼くんに死んだら身体を渡してほしいと瑞希に頼んだのだと思うけど、愛する人の亡き骸を明け渡さないといけない瑞希を想うとここで号泣！鬼くんが『帰りたい』と頬を染めるような場所では鬼の世界はなかったはずと違和感を覚えながら読みすすめて最後に金木犀が咲いているのを見て、みちるのところに帰ってきたかったのかなと思ってまた号泣しました。金木犀の花言葉に『初恋』『真実の愛』というのがあるそうで『長かった鬼ごっこもこれで終わりだな』という言葉も食べておしまい！ではなく、やっと愛しい人が捕まえられたことを意味するのではないかと思いました。いろんな考察あるなか、どのようにも受け取れるけど読み応えのある作品だと思います。ぜひ読んでほしい！

面白い。イラストもほのぼのしていて、癒されました。

ほのぼのしていて、でも最後の終わり方で涙が出た

全体的に素敵な雰囲気の漂う作品でとても楽しめました。６巻であっさり終了でしたが、こういう終わり方なのかー！という感じで、最後はしんみりというかなんとも言えない終わり方で、泣けてしましました。いい作品だと思います！

6巻で完結しています。最後の方は綺麗さっぱり終わっていますが、ちょっと物足りなかったです。もっと2人のこれからを見たかった。

人外のお客様達が凄く可愛らしくて、ホッコリするお話しばかりでした。１巻が気になる終わりかただったので続きが待ち遠しいです。

やさしい雰囲気のキャラクターにあたたかいストーリーで癒されるそんな作品です。早く続きを読みたいです。

絵も可愛く、お話も読みやすくて、優しい気持ちになれました。

読み始めは(世界観は魅力的だけどあとあと間延びするかな…)と思いましたが、むしろ巻を追うごとに面白くなっていって、5巻まで一気読みしました。この先も人間(?)模様がどうなっていくか気になります！

良いです、好きです、この世界観。こんな職場で働きたい！接客業なんて困ったお客さんは本当に酷いのばかりだけど、このホテルに来る「人じゃないもの」は心が純粋な方ばかりだし、悪い人間もいない。みんな可愛らしい。もう一回いうけど、この職場、このホテルで働きたい！ホテルの名前の由来も素敵でした。