レビュー一覧

ものすごーーーーーーーーーーーーーくもったいない！！！これだけ実力者の画家さんに何故にもっとページを与えてあげられないんだろう。これコミックスせめて２冊分くらいで描いて貰えたら何倍もいい作品になったと思う。

作家さん買いです。今回も泣かされました。純粋でまっすぐなヒロインに不器用なヒーローがやられちゃうお話です。庭師のおじいさんがいい味出してるー！

さすが荻丸先生としか言いようが…！素敵なお話でした。心に傷を持つもの同士だけど慈しみ合っていて、ヒーローも傲慢で無駄にヒロインを傷つけるような男じゃなく良かった。ヒロインもとても健気で素敵。何度でも読み返したい良作でした！お薦めです

読んでみて。素敵なお話しよ。惹かれあって互いに溺れ合うところにキャッって叫びたくなるよ。

刹那的に生き、過去に囚われていたヒーローの「むなしい」という言葉が身にしみました。それまでの人生がなんだったのかと気がついた時に、ヒロインがいて本当に良かったと思います。はじめは官能的な話しが主かと思いましたが、作家さんの力で人生の喜び辛さが混ざり合い、味わい深い作品になっていると思います。

いじめたほうはいじめたことを忘れている。という現実が、なんとも言えません・・・いじめたヤツのことなど忘れてしまえば一番の復讐かもしれませんが、いじめたほうが先に忘れてしまった場合、やり場のない怒りにどうにもならなくなるのでは。そんなヒーローがヒロインに夢中で追いかけるところが可愛くてならない。ヒロインがまたあっけらかんとしていて、さらに素直な人だからまた。最後に幸せになってるけれども、代わりに死んだあの爺たちを私が懲らしめてくる！　と思ったくらいヒーローが可哀想になりました。

作家買いでしたが、この作品を読んでヒロインの素直な気持ちに触れていくとヒーローだけでなく、私もとても柔らかな気持ちになれました。ヒーローとヒロインの気持ちの移り変わりに無理がなくて、質の良い洋画を視ているようです。

先生お得意の黒髪ひねくれヒーローですね。「いじめたほうは覚えていない」現実的な言葉がとても重いです。ヒーローはそれで自分が持つものに気付き、ヒロインのもとに駆け寄るところがとても素敵でした。ヒロインは見掛けのわりに奔放？無邪気というほうがしっくりきますね。最後の姿の前にもっとイチャイチャを見たかったな。

作者買い。「君に差し出せるのは僕自身、僕の愛情しかない」ってセリフが良かった。グレイスもラファエルも子供の頃に負った心の傷があり、ラファエルは人間不信になったのに対して、グレイスは前向きに人生を楽しもうとしていて、そのお陰でラファエルの傷も癒やされたのかなと感じました。

2人とも安らげる居場所が出来て良かったです。ヒーローの幼少期いじめた方は忘れるにしても忘れ過ぎでしょう。罪悪感無くいじめたから痴呆とともに忘れられるのだとすると本当にひどい目に会いましたね、かわいそう。