レビュー一覧

井上さん好きで借りました。ロウィーナの死んだ兄ブレッドと、その親友で昔の婚約者でロウィーナの父の会社社長のキアと、その部下で現旦那のフィルと、その浮気相手で同じ会社のエイドリアーナ…って頭に入れるのに時間かかったわ！(^^;)キアがエレガントでジェントルマンで素敵！こんなに頼りになる人がいてくれたら。ちょっと交渉や手続きで話が終始した感じが否めないかも。クリスマスツリーやプレゼントの小物が綺麗だった(^^)

う～ん。なんかすっきりしない。もうちょっと、対決見たかったなー（フィルVSキル)とか（ロウィーナVSエイドリアーナ)とか・・。あと主人公の背景心理描写とか(私としてはそういうものが好きなので(汗)）掘り下げてほしかったです。子供たちがやけに理解があるというか、正直「えっ！」なんて思ってしまいました。お父さんとお母さんが一緒じゃなきゃ嫌だぐらい(笑)（私は、どうやら感情を爆発させるキャラがいたほうがよかったな・・やっぱ、エイドリアーナに中をかき混ぜてもよかったのかな。)正統派として☆3つでした。

ヒーロー・ヒロイン共に完璧な美男美女。なのに一途でとっても素敵💛

ヒロインの家族問題がほとんどを占めていて、ヒロインとヒーローのロマンスの部分が取って付けたようになってしまい、ロマンス度かなり低めです。ヒロインの気持も、夫を取り戻したいのか、それともヒーローとやり直したいのかよくわかりません。ちゃんと離婚もしないうちからヒーローと一緒に暮らし始めるし、なんか嫌です。子ども達が可愛くて健気でそれが救いかな？

いろいろ考えさせられました。ヒロイン夫が気の毒、まるで当て馬のようです。鶴の一声で3人の子ども(うち2人は実子でない)に100万ドルずつ信託財産を作るような男の経済力、懐の大きさに勝てるはずもなく、ただ黙って身を引くのみ・・・。浮気に始まり家から家具を持ちだしたり、子どもとの面会に愛人を連れて行く、どれも子どもに悪印象をあたえるだけで良いことなど一つもありません。重役秘書の愛人、所詮あの手の女とは長続きしないものですから、ふんだりけったりでしょうが、新天地での再スタートをがんばってください。ヒロインも今の幸せを享受するだけでなく相当な努力しないと、いつか足もとをすくわれます。幼い娘ふたり、今は母親にべったりですが、思春期に入ったら態度をガラリと変える予感がします。もともと想像力豊かで口が立つので、きっついことを母親に言う娘に成長するでしょう。同様に、息子(ヒーロー実子)も今は小学生ですが、大人になったら養父(ヒロイン前夫)への考えをあらためるでしょうね。少なくとも１0歳まできちんと学校へやって育ててくれたことへ恩を感じてほしいです。後になって読み返したくなると思ったので、無期限にしました。

ハーレクインはいつもドキドキしながら読み始め最後はホッとできるのが最高てす。浮気するフィルという男やエイドリアーナの様な女の考え方に寂しさを抱きました。キアのロウィーナや子供達への愛がとても優しく男らしく心温まるものを感じました。絵もとてもきれいです。

こんなに都合よく終わるのはなんだかなぁ、という感想です。子供の頃のヒーローとの別れは致し方ない。でもヒロインの結婚はよくよく考えたら彼女の契約結婚だよね。夫は男として愛されたかったんだよ。でもヒロインの心は昔の彼から動かない。それより子供達の態度は日本人の私には不思議。優しい実父とは簡単に別れられないし、母の恋人を父のように受け入れられないと思う。文化の違いが面白かった。

途中から、ページ数が足りないことは分かるのですが、どうも情緒が足りない気がします。原作の問題もあると思います。子供たちに百万ドルの信託財産とか、沢山のプレゼントとか、お金があるから提供できるものが目立ち過ぎます。そこに心ときめかせる読者なんて多くないと思います。もっと主人公2人の気持ちの移り変わりを表す場面を中心にして、それを丁寧につないであったら、いいのにと思いました。

何と言うか、あまりに淡々と、うまく進み過ぎて、付いていけなくなりそうだったので★３つです。意外に旦那の浮気相手も悪い人じゃないし、旦那はどうしようもないけどヒーローに比べると小者で、でも悪い人ではないし。子供たちも本当にあっさりとヒーローになつくし。ヒーローとヒロインは子供の頃からの仲で、長男の実の両親だし。邪魔をしたヒロインの両親も亡くなってるし、彼らも息子を亡くした哀しみを抱えられなかっただけだし。誰も悪くないのがなんだか気味悪い感も否めないかも。

登場人物たちの関係が複雑だけど、素敵なヒーローと幸せになってよかったです