レビュー一覧

心を打つ、崇高な人間ドラマこの作者は大御所で有名でしたが、どうも男臭く昭和のど根性節？みたいな内容と絵柄が苦手で、長らく敬遠していましたが、良い意味でイメージが一掃されました。相変わらず、男臭く昭和の泥臭さ漂う作品なのですが、その泥臭さが良いです。現代の｢萌え絵」では得られない息遣い...人間臭さとでも言うのでしょうか？主人公も逞しく生き生きしていて、ほかの人物の感情が豊かに描かれていて、とても心を打ちます。現代の無縁社会やリストラ、派遣切りの行く末を鋭く捉えていると思います。ドン底から知る、真の生への喜び、人としての誇りとはなにかを考えさせられました。｢漫画」として脚色や多少無理な設定は有るものの、現実にこのような生活をせざる得ない人がいると思いますし、居るんじゃないでしょうか。それが不幸せに感じるのは現代人の証拠なのかもしれません。とにかく｢映画化｣されてもおかしくない位に素晴らしい作品です。

すごく、すごく良かったです、、☆☆主人公の生きることへの心意気がひしひしと伝わってきました。便利に溢れ、恵まれ過ぎな現代社会において今一度、我が身を見つめれる作品です！☆☆

主人公の人生をもっと見たくて購入しました。老いと生と死を素晴らしい画とストーリーでみせてくださいました。

男の人は好きだと思いますが、アラフォー女子にはキツかった(T-T)

生を授かり、生まれ、成長して、（できることなら伴侶と出会い、子を授かり）死んでいく。生きる。とはなんだろうか。幸せとはなんだろうか。強さとは。勇気とは。人が作り出した土地、制度、お金が大きく占める世界で生きることも、大自然の中で、気候、動物、植物、勿論、人間とも、共生していく、生活の大半をお金に占められない世界で生きていくことも。そして、その中間である世界も。どの世界で生きることも、同義で、只、見える世界が違うだけだと。大切なのは、どの世界でも、周囲に左右されず自分の頭で考え、決意し、地に足をつけ、踏ん張りながらも前へ歩み進めていけるか、立ち続けていけるか、それが本当の意味での『生きる』なのではないだろうか。大事なのは、どこの世界で生きるかではなく、生きる世界で、生きていきたいと決めた世界で、如何に『生きる』かなのだと。そして、自分の幸せは、幸せに『してもらう』ではなく幸せに『なる』ということを、痛感させてくれる、終始心震わせる作品です。個人的にはサラリーマン金太郎の様に、このテーマを長編にして戴きたい位、『生きる』ことの大切さを教えてくれる物語です。文句なく星5をつけさせて戴きました。

この作者さんの漫画は大げさで、スポ根的なのが好きではなかったのですが、この漫画の１巻は最高で完璧でした。涙なしには読めませんでした。１巻だけなら星７つあげたいくらい。でも２巻が・・・。シングルマザーが御曹司を捨てて、超イケてない息子を選ぶというのがどうしても納得いかない無理やり感があるので、星４つにしました。２巻でしらけてしまったので１巻で終わって欲しかったな〜。

本宮先生の絵に生きるをテーマにした作品、まず間違いないとは思いましたがやはり最高でした。最後の終わり方が、強引なのは残念ですが、二巻分でも十分に満足できます。ぜひ読んで見てください。

1巻目のほうが面白かった。主人公の死に際がかっこいい。

私の父が昔から本宮ひろしのファンで、幼ながらに沢山の本宮漫画を読んできました。この作品を読んだのは私が成人してからですが、きっと子供の時に読んでいたら、受け取り方は違っただろうなと思える作品です。そんな私もいつの間にか３人の父親となりました。さぁ今日も子育て頑張るぞ！

感動しました。なんて冷たい家族なんだろうって思ってましたが最後には、息子が・・・幸せになってよかったです。