レビュー一覧

この作者さんは初めてでしたが、もう、壮絶に面白かったです。二人の閨の攻防戦、さらに、いつもいつも斜め上をいくヒロインの行動。それに、毎回、一喜一憂し、振り回されるヒーロー。そして、愛に餓えて、ヒロインからの愛の言葉を執拗に欲しがるヒーローの飢えた心の闇を、ピンポイントで、良いところで必ず受け止めて、ヒーローを聖母のように受け入れて包容するヒロインの半端ない包容力の大きさ。ただ、ほとんどのヒロインの勘違いの元を作るのは、いつもいつもヒーローです。ライバル令嬢が結婚後も自分を好きなのを分かってて、完全には突き放さないし。毎回、舞踏会では、必ず踊るし、その際、毎回胸を押し付けられたりと色々と誘惑されるのに、それでも、そのまま放置。そりゃあ、ヒロインに、愛人じゃないかとか、色々勘違いされても、文句言えないですね。周りからすれば、 ヒーロー結婚後も、自分を好きな女性と勘違いされるような行動だし。しかしも、ヒロインと喧嘩中や、出産後に、ちょっと、浮気しちゃおうかななんて、思ってるし。そういうのって、無言の言葉として、相手にも伝わるからね。そして、ヒロイン妹に誘惑された時も、デレーとしたし。結局は、毎回誘惑には乗らなかったから、セーフだろうけど。ヒーローのこの行動がないと、ヒロインの斜め上をいく行動が描写出来ないから、しょうがないかな。まあ、強くて、相手に思ったことをなんでも、言葉に出来るヒロインだから、大して傷付いたりメソメソしないんだろうけど、よくあるヒロイン像の弱気子だったら、このヒーローの行動では、とっく破局してますね。そんないつもいつもパタパタした勘違いや、ヒーローの思い込みのせいで、スレ違いの二人を外交官や女官達がいい感じにアドバイスや導きで何とか毎回、仲直りします。ヒーロー、ヒロインにトコトンベタぼれです。本当に振り回されて、オロオロしてます。子供世代の話も面白かったです。さすが、ヒーローの子供だけあって、王太子もいいキャラしてます。そして、好きな女性に振り回される所も父親そっくり。惜しいのは、もう少し、ヒロインの帝王学を学んだ賢さと威厳などを発揮するエピソードなどもあれば、なお面白かったですね。ラブコメ、シリアス、親子の愛情物語など諸々入ってて、大満足です。

作者さん買いです！ヒロインは元気で明るく、ヒーローは一途でカッコイイ！途中笑いもあり一気に楽しく読めました！

ヒーローとヒロインのやり取りが面白くて一気に読みました。

作者さん買いです。ヒロインのキャラ、素直で裏表なく真っ直ぐ。乗馬の腕前も見事で魅力的。対するヒーローは色々ある生い立ちで、ヒロインに愛されたい欲求が強い結果、勘ぐったり拗ねたり。バランス的に弱く感じました。もう少し可愛いく拗らせたり、残念系や下僕系になったら嬉しかったかな。話はほぼ二人の関係性で、社交や政治、国際問題もサラッと。ベッドにいる場面が多く(なのにすれ違っている)、滅多にない事ですが、結構序盤から飽きました。次作以降に期待します。

一巻読みました。久々に笑いどころ満載のラブコメです。それも下ネタ。値段が高いので、二巻を読もうか悩みます。でも読んじゃおうかな笑。