レビュー一覧

原作は"Ballantyne Billionaires"シリーズの3作目です。このシリーズはイェーガーが主人公の1作目『なくした記憶と愛しい天使』とセージが主人公の4作目『白紙にしたはずの愛』は翻訳されていますが、ベク(ベケット)が主人公の2作目と探偵リームが主人公の最終5作目は今の所未邦訳です。コミック版の内容ですが、原作から1作目と2作目のヒロインたちの出番は全カット、イケメン探偵リームも何度か名前が言及される程度で出番は全カット、また原作では1作目から小出しにされているセージと次作ヒーローとの恋模様の話もコミック版は全カットで、話の大部分がヒロインとヒーロー関連のみで進められています。ヒロイン義姉キャリーの話は原作に比べると解りやすく描き過ぎかな、とも思いましたが、コミック版でも何とも言えない余韻を残す話になっていました。キャリーはヒロインからは我が儘扱いされていたけど、それよりどちらかというと生き方が不器用な人に思えました。ヒロインも不器用で他人との間に距離を置いてしまうのは作中でヒーローが言う様にキャリーと一緒でしたが、最後に引き返せた所で義姉との違いが出たな、という感じです。最後の主人公たちのやり取りもコミック版の方が原作より綺麗にまとまっていて良かったです。

いや〜、良かった！！この兄妹全てのストーリーを汐宮さんで読みたい。シリーズなのかも分かってないですが。やっぱり、ヒールがいない話しは良いですね。

すっごい感動の一冊でした。 作家さん買いでも有りますが、こんなに心がぎゅーっとなって即無期限にしたのは久しぶり、読み終わるのが勿体なかったくらい。 ヒーローもヒロインも汐宮さん史上最強の美男美女！ これはネタばらししないで多くの方に素で読んで頂きたい！！！

読み応え十分であったかい気持ちで、読み終えました。男性の顔が皆、同じに見えるけど、えもきれいです。

感動的なストーリーでした。義姉に振り回され続け、自分の居場所を探し続けてきたヒロイン。そのヒロインに、自分の子供を押し付けて、失踪した義姉。やっと探し当てたと思った矢先に、義姉は…。でも、ヒロインは、やっと自分の居場所を見つけます。家族という住処を。もしかしたら、それは、義姉からの最期のプレゼントだったのかも。

勝手気ままなどうしようもない従姉妹に振り回されてヒロインとヒーローが引き合わせられますが、従姉妹はきっとこの2人なら家族を作れると思っての行動だった気がします。

自覚はないけど、本当は愛情深くて責任感も強いヒロインと、責任感が強すぎて自縄自縛に陥っているフシのあるヒーロー。汐宮先生の絵も素晴らしく、良いです。ヒロイン姉は…思う所は人それぞれあると思いますが、真の悪人という訳ではなかったと自分は思いました。ある意味真の悪者はヒロイン母。こういうのを優しい虐待って言うのかな。

最初から最後まで話の展開に飽きることなく読めました。途中、中だるみとかしてしまうHQもあるんですが、とても楽しくもハラハラしながら（少しニュアンスが違うかもしれませんが、、、）読めました。ラストまで読み終えて、ほっとした感じです。良かったです。

話自体は感動して良かったと思うのですが、姉の元婚約者でしかも姉の子どもがいる人とは私は無理だな〜と思ってしまいました。

作者さん買いですが、久々に感動した作品でした。あまり詳しいレビューを書くと、内容がわかってしまうので個人的にとても良かったところは、エリーちゃんが初めて「まま！」と言ったところがとても感動しました。素敵な作品なので是非皆さんに読んでほしいなぁと思います。これからも応援しています。