レビュー一覧

何かの記事でチラッと目に入ってしまい、そこから、モヤモヤが止まらなかったのです。。。皆さんとキッカケは、真逆かも知れない。そう。私は、娘ではなく、その、しんどい母、なのです。たぶん。。。いや、もう決定的に。日頃は、良き母親のつもりでした。ただ少し、アップダウンが激し目の、良き母のつもり、でした。むしろ聖人君子の母親より、よほど魅力的ではなかろうか？と自分のやばさを自分で肯定していました。でも、、、まんま、私だった。まぎれもなく、私は子供たちを苦しめて自分だけが可愛い、しんどい母でした。今は途方に暮れています。読み返すのも辛いほど。でも知れてよかった。まずは知れてよかったと心から思っています。ごめん。

とんでもねぇ母ちゃんだった。エイコに漫画（夢）があって本当によかった。きっと絵を描く仕事をするぞ、という目標がなければ母ちゃんに飲まれた人生しか送れなかったと思う。エイコの母親はとっても幼稚で短絡的で感情のコントロールをすることもなく恥も知らずに生きてこられた人。こういう人はなかなか特異だけど実際に存在するし、他人を支配することに意欲的。でも知識もスキルもないから他者を容易に洗脳できない。だから娘を使って支配欲を満たしてる。エイコは頑張ってそこから抜け出せたのはエイコ自身の才能と努力。おそらくこういう生い立ちだと些細なことでフラッシュバックしてしまうこともあるかと思う。こういうエッセイはなぜか反発する勢が一定数現れて批判意見も多い。どうか自信を失わずに発信を続けてほしいと思った。

毒親は自身では絶対に気づかないし、変わらない。

うちは家族の仲がいいが、実は父がこの漫画の母のようなところがあったことに、今初めて気がつかされて驚いている。そして娘に対して同じような振る舞いを私がしていることもあることに気がつけたように思う。

親子って離れるのが難しく、しんどくても我慢するしかない事が多いです。作者さんのように自分を出して逃げれる人は幸せで、同じ立場の人の勇気になるでしょう。

自分も親の強い支配下に置かれて幼少期〜若年期を過ごしただけに、内容に共感すること多々ありました。さすがにうちの親はここまでではなかったですが…故に今も親とは微妙な関係が続いていて、時々イラッと来ることも。それだけに田房さんが経験した壮絶さ、時間をかけてでも乗り越えたその精神力には頭が下がる思いです。いつか自分が親になるかもしれない、その時陥りそうな思考への自戒も込めて今回購入させていただきました。今後も折に触れて読み返したいと思います。

全ての娘が母から受ける呪いの話。育つ過程で一緒にいる人に影響を受けずに生きることはできないけどその上で自分がどう生きるのか、自分の家族にどう接するべきなのか考えさせられる。悲しいけど親の愛情というのはシェフのおまかせ料理みたいなもので受ける側には選べないし、親は正真正銘本人のためだと思って愛情を注いでいるつもりなんですよね。

ヒステリックな母に支配される娘、斜め上な父。あまりにもうちの親に似てるので購入しました、毒なんだ？と改めて思いました。毒親ってネグレクトとかする親のイメージでした。そして私も同じようにヒステリックで、申し訳ないことに優しい夫に支えてもらってます。

興味深かった。家族病ってあるよね。重さの大小はあるけど、きっとだれしも持ってる。キレる自分、親と同じ自分。人は育てられたように育つ…これはホント。長く生きるほどわかってくる。遅いけど、私もこの著者のように今ある自分を克服できるかな。ヒントをもらえた気がします。

確かにこりゃしんどい。私の母親も、ここまで酷くはありませんでしたが、まあまあしんどかったので、作者さんへの共感が深かったです。