レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
話としては面白かったです。でも、表情に乏しかったかな…
サンプルを読んだ時はこんな話になるとは思わなくて、予想外の展開でとても良かった。受けの昴の母親と愛人が酷いのでサイコパスな攻めの晃成の方がまともな人間に見える……やっている事は凄いのだけど。晃成の方が闇が深そうに見えるけど、それを受け入れることが出来る昴の方の精神も正常ではないのかな。絵がとても綺麗で傷のなくなった昴の顔についつい見とれてしまいます。これを読み終わったあとに『薔薇とヘドロ』の方も読みたくなる。愛がある病み系がとても好きになりました。
表題作がすごく好みでした!短編なしでもっと2人のエピソードが見たかったな…
病み系好きな私ですけど,これはかなりヒットです。悲しさと優しさとピュアさのバランスがいい。いい意味で裏切られたストーリー展開。昴はあんな家庭環境に育ったのに,とても素直で優しい常識人ですよね。晃成の過去は犯罪含みの深すぎる闇。玄関先で昴の背後に首を傾けたまま立つ晃成の影が,壊れたロボットみたいでゾッとしましたが,最後まで読んで彼の過去闇と愛の欠落をうまく描写した絵だなぁと感心しました。最初は,嫌だぁーという流れですが,途中から静かな悲しさと優しさへと転換します。二人が,恐る恐る,でも手をとり合いながら想いを確かめ合う静かなエロももう少し読んでみたいです。
「サイコパス」って書いてますが、そういうのじゃなかったです。ドロドロしてそうだったので、「薔薇とヘドロ」みたいに面白い展開になるかなぁと思って読みましたが、お互い背景がめちゃくちゃなものでそんなに面白いとは思えなかったし、最後もいまいち納得できませんでした。それよりも「薔薇とヘドロ」に収録の「片恋トライアングル」の続きがどうなるのかめっちゃ楽しみだったんですが、こちらはまた何というか、あ、そーなるの!?と逆にびっくりな展開で。まだ続くのかなこれ。
雰囲気重視のスカスカな闇は興ざめするので苦手ですが、まともに来られても生理的に苦手なことを自覚しました。
本当の絶望には底がない。いつの間にか足を取られ、その深淵に引き摺り込まれてしまう。そしてその澱みの中でいくら踠いても静かにゆっくりと落ちていく…一見、昴の方が悲劇的に見えるが、実は、絶望を自覚していない晃成の方がたちが悪い。彼には救いが無かった。それを欲する心も彼の身体の中には存在していなかった。それが彼の咎。一方、昴は…人は絶望の中に他者を許す事を覚える。それは決して優しさではない。自分自身の苦痛の中から許容と寛容を見出すのだと思う。昴はそういう風に生きていく。絶望を享受し、その先にあるものをも受け止めて生きていく。この常識とはかけ離れた世界の中で、もはや正解が善である事だとは思えない。それがまた怖い。薔薇とヘドロでも私にとっての悪は柳川だった。この作家の作品を狂気や病んでいるなどと生温い。きっと恐ろしいくらいの苦悩を知っている人しか判らない。
なるほど。ここにもアフターストーリーが入っていたわけで…感動と衝撃でした!「薔薇とヘドロ」も是非合わせてお読みください。これは全てを読まないと駄目ですね!!なるほどなるほど〜っ!!闇深いストーリーで共依存の在り方。それぞれの存在意義が見出だせる出会い。読みごたえありました!
闇。もう攻めがサイコ野郎なんだけどもね、最後なんだかんだで、幸せそうにイチャイチャしてるとこ見たら、まあよかったんじゃないかなっと。サイコ野郎を受け入れる受けの方がサイコなのかな?なんかよくわからんけど、深読みせず。作者さんのヘドロの方が、私は読んでて怖かったので、この2人はなんだかホッとする?。
山場で涙腺が急にぶわっとなってしまいました。BLを読んでこんなことは初めての経験で、随分と戸惑ってしまいました。この二人と同じで何からくる感情なのか、この作品に対してこの感情は正しいのか…分からずです。この作者さんの作品はいつも色々と考えさせられます。
レビューを表示する
話としては面白かったです。でも、表情に乏しかったかな…