レビュー一覧

ボイスシリーズ全部持っていますが、今回の作品はあまり好きになれませんでした。まず、声優要素もボイスシリーズ要素もほとんどないです。『人気シリーズに少しでも絡ませれば読者が食いつく』という売り手の思惑を邪推してしまうほど、ボイス要素をあえて絡ませる必要性を全く感じない作品でした。仮にシリーズ関係なく独立した作品として見たとしても、物語や登場人物に魅力を感じられませんでした。執着や束縛系の物語が盛り上がるのは束縛する側の自己嫌悪や葛藤や苦しみが見え隠れするか、もしくは攻めに圧倒的な魅力があるかだと個人的に思っていますが、この作品はそれらの要素が中途半端なまま攻めは執着と束縛に突き進みます。また、受けの感情の移り変わりが激しいところや他人に攻撃的で依存の世界に突き進む振る舞いに可愛げを感じる事も出来ませんでした。他のボイスシリーズの登場人物達は長所も短所も含めて魅力的ですが、この作品の登場人物は「リアルに周囲にいたら面倒くさいな」と読みながら冷静になってしまいました。

読んだ後にレビュー読んでみてなるほど。シリーズものなんですね。それもシリーズのなかでは毛色違うのか。私は逆に過去の作品を知らずにあらすじだけで読んだのですごく面白かったです。攻めの脅しから始まった執着系の共依存CP。こういう話は大好きなので面白かった。あらすじ読んで好みと思った人は、シリーズを知らないひとにこそ読んで欲しいかも。絵も綺麗だしストーリーもしっかりしていてエロもあって愛もあって執着系だけど女々しく感じない。作家さんの絵が好みだったから作家買いをとも思いましたが、逆にこのシリーズ読むの私はやめておこうかな。話の進行上必要なんだけど、ひたすら誠二にはイラッとさせられました(笑)

このシリーズ大好きなのにこれは好きになれませんでした。他の話しは全部好きなだけにとても残念です。。

ボイスシリーズで出さないで欲しかった。ある程度長く続いているシリーズで、作風が読者に浸透している状態でこの手の話はどうなんだろう。単発作品で好みが合わないとはわけが違うし、毛色の違う短編が収録されていたというのとも違う。何でも大丈夫！という読者もいるだろうけれど、「このシリーズは可愛くて楽しい路線」と思って買ったらびっくりします。しかも、ボイスシリーズにする必要もない内容だし。個人的には、心に闇がある登場人物の物語も読めるのですが、これは、中途半端で「どうしたいんだろう？」とキャラクターの方向性が分からずイライラしました。シチュエーションだけ取ってつけても、心の闇や病み、葛藤を描かなければストーリーとして響かないと思う。AV的な行為シーンがあればストーリーそっちのけ……という作風なら別ですが、人を脅したり心を縛るようなストーリーは読み手に不快感をもたらす要素でもあるので、キャラクターの必死さや苛烈な恋情など、萌え要素で中和しつつ「問題行動ではあるけれど、このキャラクターがやると許せてしまう」というところまで持って行くのが醍醐味だと思います。結局、いつも通り、受けが可愛くて攻めが優しくてカッコ良くて、皆仲良く良い人……に落着するなら、初めから余計な設定入れない方が楽しめたのに。出だしの脅迫で「え〜」となり、そこから病み系になるのかと期待したらそこまでの人物ではなさそうだし……と、それならそれでいい人なのかなと受け入れようと思ったところで、セッ●スしているところを先輩に見せるような真似して「やっぱちょっとどうなんだろう」と。しかも、あまり見せる必要性も無いし、先輩も平然としゃべっているから、「え……。先輩もどうなの？」と二人にドン引き。「アイツも大した男じゃない」と批判していた割には仲良さげだし。劣等感とか、対抗意識とかあっての行動じゃないのか？と行動原理が分からなくなり、そうしているうちに受けが絆されて、いい子ちゃん全開で先輩に対しても優等生な対応をし、先輩もトラウマの原因人物とは思えない寛容さで受け入れるし。絵の可愛さで和気あいあいさせて誤魔化された感じで「は？」となってしまいました。残念です。

絵が綺麗だったので購入しました。シリーズものですがこちら単体でも読めます。本性見せた晃臣さんの執着が怖いくらいの感じだったのに最後の方は皇くんも負けないくらいの執着具合を発揮するのでお似合いの二人だったのかなと思いました。でも皇くんの誠二さんへの未練を断ち切る為に誠二さんに自分と皇くんの最中の場面を見せつけるのは他に方法いくらでもあっただろうにと思いちょっと理解できなかったです。執着の向こう側の晃臣さんの愛情に気づいて徐々に甘々な態度になっていく皇くんは可愛いですし誠二さんの態度が毅然とした態度に変わっていくのもかっこよかったです。そして何よりメガネを外した後の晃臣さんがかっこよかったです。

執着はすごいけど、愛なのか疑問…。主人公のトラウマとなった好きな人との関係性も微妙だし、あまりドキドキしなかった。絵はきれいです。

これはボイスシリーズじゃないと思います。主人公の職業を声優にしてシリーズにねじ込んでますが、無理やり感が否めない。ボイスシリーズとして出さなくても良かったのにという内容です。声優じゃなくても物語が成立しすぎるので違和感を覚えました。

ボイスシリーズ7作目は新しいカプ。腹黒歯科医攻めと元ヤン初恋こじらせ声優受け。既存カプの短編が入ってたりすることなく、ずーっとこのカプでした。前作読んでなくても単品でも読めます。歯科医が結局はどんなやつなのかわからなくて、なんかあまりすきになれない。萌えたり和んだりするいままでのボイスシリーズを期待してたのでちょっと残念。。てかコレボイスでやる必要あるか？元ヤン設定いる、、？？盛りすぎでいろいろ薄くなっちゃったかんじ。俺様カプが見たかったな。。

作者買いです。ボイスシリーズではありますが、今までの感じとはガラッと違ったものでした。作者さんのはどちらかというとほんわかな可愛らしい雰囲気のストーリーが多いのですが、もうこちらはガンガンと攻め合うというか、題名にもなっている執着心を前面に打ち出している感じです。好みは分かれると思いますが、ドロドロ愛も大好きなのでよかったです。

続編、執着度が増して、更にエッチ度も増していて良かったです！お互いが同じくらい執着してるので、ずっとイチャイチャしてるようにしか見えないところが最高でしたw