レビュー一覧

いとこってこんなにそっくりなものだっけ？というぐらい見た目も言動も似てて、今回のヒーロー独自の魅力がよく分からない。ヒロインは頑固で、たくましすぎてロマンス…？という気もするけど、コロッと乙女に変わるよりはいいかな。前作のカップルたちも出て来て賑やかでした。

華麗なる義兄弟シリーズの従兄弟の話。私は「古城に秘められた愛」が良かったので期待していましたが、こちらは展開がぎこちない気がします。「古城に」を読んでいたから、なんとなく我慢できたというか、これだけ読んだらとてもそっけないお話のような気がしてしまいした。好感の持てる主人公達です。

意外にあっさり好意を持って周りの反対も少なくハッピーエンドにはびっくりです

シリーズセットで読むと前作のその後が見えて、前作の物足りなさが満たされる仕様です。前作のヒロインが本当に素敵な女性だなと再確認できる感じ。ヒーローはこちらのほうが誠実でもあり勇敢でもあり、血統も良い(笑)正統派。足して二で割りたい。言葉足らずですが想像の余地があると思えば悪くないと思います。

ちょっと顔の見分けがつかず混乱してしまいました。

ヒーローと従兄弟が見分けがつかないので、ヒロインは初恋の従兄弟と休暇で長期滞在に来て恋に落ちたヒーローとに、どっちつかずに見えるのが微妙だなぁ。ヒーローは一途だけどね。

最後のヒロインの気の変わりようが・・・なにがあったの？　と。ヒーローは自分の気持ちを正直に言ってるけど、ヒロインの方が途中から見えず・・・急です。それがなんとも、残念。あと顔が似すぎてて、誰が誰やらわからない。

従兄弟の見分けがつかないです…ヒロインたちもかろうじて髪色が違うけど、並ぶとややこしい。お話は、まぁ普通かな。

篠崎さんの絵とテンポが好きで、いつも読んでます。この連作はどちらもロマンチックなストーリーにもかかわらず、入れかわっても互いの役割をこなしてしまう出来る男たちの方が、ヒロインたちより印象に残ります。最後はちょっとバタバタした感じで残念かな。

ドラマティックストーリーというジャンルにしてはあっさりとして、どこら辺がそれほどドラマテックなのか教えてほしい物語です。設定のスケールは大きいのかな。普通に肩の凝らないサッと暇つぶしに読むのに適してると思います。篠崎先生は好きな著者さんですが今回は期待しすぎたろうと思います。