レビュー一覧

中原さんの初オメガバース。タイトル通りαの中でもトップに君臨するSアルファの軍人黒瀬XΩでありながら27歳まで発情したことのない五色。その五色が実は軍が血眼になって探している希少なSオメガだというからもう大変…。この黒瀬が奈良千春さんのイラストとも相まって、もう格好良いのなんのって。傲岸不遜ながら子どもたちに向ける（分かりにくい）優しさと軍服に包まれたストイックな漢の色気！さてヒールとしてこの黒瀬の腹違いの兄が出てくるのですが、五色にSアルファの子どもを産ませるために、黒瀬が“当て馬”にされてしまうのですね。そ、そこでまさかのNTR！ええ～　誰か助けに入らないのかよ？間一髪で出来ないとか無いの？…と言う間に、黒瀬の目の前で犯されしかも番（ツガイ）成立！ここ地雷の方はご注意です…。ただたまたま私は“スーパーアルファ”が他のαの番にされたオメガを“後書き”出来るという設定の別作品を読んだばかりで「あ～コレは番の上書き出来るパターンだな」と思いながら読んだのでその分ドキドキハラハラが無く個人的に残念でした。あと萌ポイントが、こんなにも男らしいスーパー攻様の黒瀬が何とDTだった事! アラサーのDTカップルか？！こんな男前で逞しく自信たっぷりなDTがかつて居たでありましょうか？

面白かったです。一気に読み終えてしまいました。攻めも受けも、しっかりとした考えを持っていて、でもお互いの前では本能で惹かれ合って…。最後のラブラブ加減は良かったなー。ゆっくり読み返したいと思います。

奈良千春先生の表紙に惹かれて購入。サラッと読めます。内容はオメガバースなので大人向けですが、若年層向けのアニメ作品みたいな感じです。（極悪非道な悪役、分かりやすい裏切り者、銃殺刑などの極端な設定等々）あと、子供たちを守るために言いなりなるので重要なファクターなのかもしれませんが、あんなに子供の描写いりません。もっと主人公二人のシーンが欲しかった。良かったのは、Sアルファの黒瀬さんがかっこいいのと「巣作りして俺を待ってたのか？」というセリフ。

うーん…何か、どこにも引っ掛からずにさらさらーっと読了してしまった。受にも攻にも魅力を 感じられなかったのは何故かしら。攻を表現するときに、「選ばれた」だの、「特別な」だの、そんな言葉だけが上滑りして血が通ってない感じ。私の好みではありませんでした。奈良さんの挿し絵ともちぐはぐな感じがしましたね。高い買い物でした。

特別であるが故に、より翻弄される２人。読んでるこちらも感情が揺さぶられる。特に、お互いにしか発情しないのに利用されて、無理やり引きはがされて違う相手と番わされる場面では怒りと嫌悪に鳥肌がざざーっ！と立ち、背中がぶるるっ!!と震えてしまいました。この絶望からまだまだ追い詰められて、かなりいじめられる。「先生、もうやめてあげて。」とつい願う。最後は特別であるが故のハッピーエンドですが、ほっとしたのと同時に身体の力が抜けてしまいました。どれだけ力入れてんの(;^ω^)　読み応えがあったということですね。

とても面白かったです。軍服姿がかっこいい(/∀＼*)　こういうオメガバースはご馳走です。

中原一也先生のものは普段しっかりとしていて私好みなのですが、これはハズレでした。オメガバースを初めて書いてその設定に圧倒してしまった、というのが感じが強いです。オメガバースのお約束なものをバンバン出して話を進めているので話が不自然に動いていき、多分オメガバースに馴染みのない人には突然の急展開で混乱すると思います。攻めがはじめ「闇」と称されますが、それほどでもないような気がしました。受けの方も人にとっつきにくく冷たいキャラ設定みたいでしたが、実際そんなに無愛想でもなさそうでしたし、なんとなく締まりのなく深みも欠けている登場人物ばかりでした。もう１００ページあって恋愛が成長しているところが入っていたらもっといい話になったんじゃないかな、と思います。

色んなオメガバースがありますがこんなのもいいですよね。まぁ目の前でヤラれちゃったあとにはもっと葛藤があると更に深い物になったかなとは思いますがサラッと読めたのでコレはコレであり。

最強アルファと特殊オメガちゃんのオメガバース。奈良先生の描くアルファ様の軍服…たまりません。アルファの上をいくアルファ、クールでドライなオレ様キャラかと思っていたら、、、まさかまさかのD◯、しかも顔には出さないだけでめちゃくちゃ紳士(兄が鬼畜すぎるけど)。種馬やらアルファの種付けやら最初のイメージがありすぎて途中それを匂わす話があったけど、まさかなあ～(笑)とスルーしてたら、本人から初めては五色だ。と嬉しい発表。やり捨てやり捨ての百戦錬磨かと思っていたから逆に萌えちゃいました。

一気に読みました！面白かったです。子供たちがいいですね！