レビュー一覧

雑誌掲載のときから、また読み直したいと常々願ってました。 作家さんのアートを扱う作品の良さと、複雑なお嬢様のキャラが好きです。こんな女性になれたらな、と憧れます。人間ドラマとしても素晴らしい！読み切りでここまで読ませてくれるのは凄いと思いました。レビューが分かれるようですが、自分は大好きです。

うまいなー。直接的な描写は無いのにとてもセクシーです

これは評価が別れますね。読後の爽快感等全くないです。人間関係にもやっとする人は絶対多い。でも独特の感性？何て言うんでしょうね、この奇妙な美しさを感じるのは。話の構成もうまくて、読み終えたあとに最初から読み直したくなる。続きが読みたい、とかはなく、短編としてきれいにまとまってるのも私好みです。評価の別れる良作。

この作者のものづくり に関する作品が好きなので購入してみました。本作は登場人物の人間関係がモヤッとする感じで、小路、路地シリーズのような爽やかな読後感は無くちょっと残念でした。作中の誰にも共感出来なかった。

腑に落ちるか、腑に落ちない終わり方かは　読者さんによりますね。イケメンの無駄遣い、ちょっと　気持がよくなりました、苦笑。ヒロインのね、お着物の帯に最初　蝶々が描かれていて、飛びだっていくのかなぁって思ったんですけれど、最後のほうのお着物には　お花が　ぱぁーっと開いていて、そして、タイトルが徒花、徒花とは　咲いても　実を結ばずに、むだになる花のことだから　なんか　ほんとに　意味深だなぁって思いました。内容と　ぴったり。

う〜ん、レビューが分かれそうなお話ですが、私は結構好きな作品です。

麻生みことさんは、痛快な『そこをなんとか』や『GO！ヒロミGO！』が印象深い作者さんですが、こういう情緒的なお話も好んで描かれているのですよね。『徒花』は絵柄も丁寧で美しく世界観も妖艶です。でもやはり、この作者さんは「成長途中の主人公が迷いながらもガムシャラに頑張る痛快なお話」の方が魅力的かなあと感じます。描きたい世界観は伝わるのですが…。

短編で良かったと思います。主人公が、他の作品のキャラと微妙なラインしか違わないのに、美人に描けていて楽しめました。映画の骨組みになりそうなストーリーでした。

絵はとても繊細で綺麗なのに、お話はあまり好きではなかった。ヒロインにまず共感できない。ましてやお義父さんには全く共感できず。当て馬にされた彼がただただ可哀想です。

作者さんらしいものづくりに関わるお話で、独特の雰囲気も素敵だったのですが、他の方もおっしゃっている通り人間関係にもやっとする部分があり…。読後感があまりよくなかったので私は少し苦手でした。