レビュー一覧

1巻「始まりはあの夜」2巻「危険な夜をかさねて」に続いて、最終巻です。正体不明の相手から訳もわからず逃亡中のエイミーがヒロインの1巻と2巻。3巻は前半が全ての原因であるエイミーの兄視点で、後半はまたエイミー視点です。全巻通して、誰が味方か敵なのか、味方と安心させたところでひっくり返るような不安情報が出てきて、これでもかと疑心暗鬼にさせたまま、ドキドキするスピーディなストーリー展開でおもしろかったです。ただ、えっこれで終わり！？中途半端感がものすごいです。敵の今後やあの女は？脅威はなくなったの？3巻のキーマンの口約束だけで安心できるの？すっきり解決していないよね！？続きが気になっておもしろかっただけに、かなりボリュームのある全3巻を読むのに費やした時間に対してこのラストかと思うと徒労感が・・・。全巻通してなら☆4つですが、今作だけなら残念ながら納得がいかないので☆1つマイナスで。