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壮絶過ぎる内容です。以前から曽根先生のファンなので、先生の作品を読む時には襟を正し、気合を入れて読むことにしています。久しぶりに作者名が目に付いてサンプルを読んでみました。こんな人生もあるのだ、自分なんてまだまだ恵まれていたのではないか、こうしている今も同じような辛酸を舐めている人が存在していると思うとやり切れない。 （投稿名：葵上）

映画で名を馳せた作品である。曽根先生の手で漫画化されていたことを初めて知った。虐待の描写が凄まじく、多かれ少なかれ我が身を顧みていたたまれぬ思いを抱く母親がほとんどだろう。この人よりはましだ、ここまで自分はひどくない、と思い込もうとしている自分がいる。でも今、遠く暮らす息子の子供時代を思い、あの頃に帰って抱きしめてやりたい衝動に駆られているのもまた事実だ。

児童虐待について、考えるきっかけになりました。内容が濃くて、面白かったです。