レビュー一覧

雑誌でチラッと読んだコトは有りますが、単行本でちゃんと読むのは初めての作家さん。既出作品の評価は高めだったので期待していたのですが……あまり面白く読めませんでした。人形に恋してる設定は悪くはないと思いましたが、人形探しの部分はいらないと感じました。人形探しのエピソードを入れるなら、無くした(盗まれた)経緯をもうちょっと詳しく描いてくれないと、感情移入が出来ません。人形探しのエピソードを入れるくらいなら、黒髪受けの親とのあれやこれやとか、エロシーンに(かろうじて攻め受けが判るくらいのアッサリとしたエロ…orz)力を入れて欲しかったです。エロばかりではなく全体的に、受けが終始余裕がある感じだったので、受けの表情が崩れる、余裕がなくなるシーンも見てみたかったです。あと、同じ大学に通っていたのに、なぜ？あの出会い方にしたのかな？ 私だったら、出会ったばかりの人のじいちゃんに会いに行かないし、まだよく分からない人の家には泊まりません。受けは攻めのコトを同じ大学の人かも…と思っていたみたいですが、台詞から判断すると大学で再会するまでは、確信は出来ていなかったと思います。距離の詰まり方が、軽くて.急で.都合が良すぎるように思いました。同じ大学に通っている設定をもっと有効に、2人の出会いでも使って欲しかったです。 評価は星2.5。ちょっとオマケしました。

前作好きだったんですが、これは、うーん。なんというか、よくわからない共感できないストーリーで、いつか楽しい種明かしがあるだろうと読んでたんですが、それもないまま終わってしまって、は！？それで！？？って感じです。もう少しリアリティあるストーリーだといいんですが。

主人公に何も共感できず、ただ人形人形と走り回ったあげくの空騒ぎに呆然。やっぱり盗まれた前後をもう少し描いて欲しかったです。読者が人形探しに感情移入するには情報がなさすぎ。顔違いのオチも…じゃあ初恋は祖母の顔だったという事になるけれどそこらへんはキャラの誰も突っ込まない。逆に、あのお爺さんは似てもいない顔の人形に執着し盗んだということに。こんな風にちょっとずつ整合性がなく噛み合わなくなっていくのを、もどかしく思いながら読みました。盗難＆捜索がきちんと話のキモになってないので間延びするんですよね…いったん着付けた着物をすぐに脱ぐ、とかも必要かな？と思った。人との距離感が荒唐無稽だったり唐突だったり、私には合わなかったです。絵は好きなので残念。

人形に初恋をした攻めと、その人形に似ている受けこお話です。絵が綺麗で、面白かったです。

無くしてしまった初恋の人形をキーワードに話が展開していきます。人形の写真はなく本人の記憶のみ。ちょっと謎解きのような感覚でしたが、答え合わせでするすると線が繋がると、伏線ここで回収されるのかとストーリーの構成に驚きました。エチは最後にあります。年下ワンコノンケ×人形似黒髪ゲイ、できれば2人のその後とかもっと長く読みたかったです。

んー。絵は好きですが、共感出来ないまま終わりました。変なお爺さんが出て来て怖かったし。初対面の男の子を相手にあんな爺さん居たらヤバい。怖い。主人公のお爺さんは良い人なのに突然亡くなるし。そんな展開いる？！別に面白くないし、いらんのじゃない！？の連続でした。ストーリーは☆1つ、後は絵が好きだから☆1つです。

ボクたちはまだ青くを読んでファンになりました。昔失くしてしまったおじいちゃんの大事な日本人形にずっと恋をしている主人公が、一生懸命探している最中にその人形にそっくりな男に出会うお話。結局はその人形の顔が好みの顔で、実は死んだおばあちゃんをモデルに作られた人形でなどいろいろ展開がありましたが、初めて人を好きになった主人公の気持ちの確認作業をしたお話だったのかな、と。人形に似たお相手が色気たっぷりでまたそこも良かったです。

絵は好きなんだけど、設定に無理があった。絵にしてしまえば人形と生身の顔は似てるかも知れないけど、実際の人形と同じ顔って無理でしょ。もっとライトな感じで冗談っぽい導入だったらまだ受け入れられたかな。

思い出の人形を探すストーリーが映画みたいで素敵だなと思いましたが、キャラがイマイチ掴めなかった。受はビッチなのかな？お互い何が良くて好きになったのか…両想いになった事に感情移入できず残念でした。

“人形”から始まるストーリー。恋。最後まで人形絡み(人形にこだわりすぎ？)だからか恋の部分が物足りなく感じたり理解しにくかった部分もあったり・・(何十年とこだわり探し続けたわりには人形を盗んだ犯人じいさんとの呆気ないあの終わり方(苦笑)そして力になるかわりに、と声かけしてきたおっさんキャラとの関係(苦笑)必要だったのかな？人形にこだわりすぎたから必要になっただけだよね？)ラブラブな2人をもう少し見たかったな。それ以上に攻のお祖父ちゃん、最後まで生かして(生きて)てほしかった。