レビュー一覧

相手以外に片想いしてる同士の恋愛というちょっと斬新な設定。神林の良いところ、好きなところを挙げて一緒に盛り上がるところが、アイドルを熱く語り合うオトメのようで微笑ましかったです。あと「俺なんて…」と自虐的になる神林に藤野が「俺が11年も片想いしていた男を“なんか”呼びしたらぶっ飛ばす！」と爆弾を落とし、御堂が「俺もずっと神林一筋だ」「俺も藤野君に告白するからその前に決着をつけろ」と続いた場面。長年の親友たちに熱い想いを告げられパニクってる神林は気の毒ですが、なんともコミカルで笑えました。たさ書き下ろしのSSで恋人同士になった2人は、やはりお互いの相性が悪い事を自覚し別れてしまいます。短い別れ期間のあと「相性は悪いし全然好みのタイプでは無いんだけど、やっぱり会いたい」とよりを戻すのですが、ここに歩み寄りというかお互いの違った所を極力理解していこうという努力があまり見られず「（H以外の）相性は悪いけどそれを上回るくらい好きなんだ」と短絡的に納得してる感じなので、ハピエンとは言え先行き色々とぶつかり合いが出てくるんだろうなあ…といらぬ心配をしてしまいました。交友関係から現在地情報まで「好きだから」「不安だから」と知りたがる男と、真っすぐな愛情ゆえとは分かっていながらも“束縛だ”と感じる男（当然！）…Hの相性は素晴らしく良くても、お互いだんだんと疲弊していくんじゃないかなあ？蛇足ですが御堂の履いてたCLEVERのボクサーショーツ、思わず検索しちゃいましたよ。いや〜　最近の男性下着もカラフルで随分とお洒落になってるんですね。スーツの下に黒ビキニを履くリーマン藤野…そのうち是非ワンショルダー（誰が履くんだ？）なんかにも挑戦して、御堂坊ちゃんの理性をブチ切らせて頂きたいもんです。

面白かったです。お互い長年神林に片思いをしていたにも関わらず、思ったより早くくっついてしまったので拍子抜けしてしまいましたが、いやいや、そこからまた色々とあり楽しめました。基本嫌な人が出てこないので全編温かい気持ちで読むことができます…そこが物足りないと思う方もいるかもしれませんが、私は大好きです。

同じ男に片思いしている2人。自分の思いは封じ込め、彼の幸せだけを願い、ずっと友人としてでも良いから側に居たい！…という片思いスペシャリスト同士のカプだけに、甘い感じになっても当たり前のように両片思いを貫く2人。そしてお付き合いしだしても、特に攻めに至っては、もしかして…攻めはまだ片思い中なのか…？とまだまだ片思い思考。受けを好きで好きで好きすぎて、極端な行動が止まらない。受けにまっしぐらで不器用でくそ真面目な攻め。大丈夫よー！一旦落ち着こ！と言ってあげたい。全く合わない2人が苦しみもがいて導き出した答え合わせをお楽しみ下さい。欲を言えばもうちょっと焦らして頂きたかったです。

新しいパターンでした！同じ人を好きになり、その事で話し合ってるうちにお互い全然タイプじゃないのに惹かれていくと言う本編は良かったです！この時点では☆４かな！と思っていたので、その後のストーリーは私は無くて良かったかな〜と思います。読むペースもガクッと落ち、うーん？と唸りながら最後まで読みました。もしくはもう少し違う展開でも良かったかなと。なので-☆1と言う感じです！

面白かったです。が、後半の二人のすれ違いがリアルすぎるというか、これいつか破綻するんじゃ…という気持ちが最後まで拭えなかったので星マイナス1です。個人的には藤野が悪いと思う。

好きな人が同じって面白いスタートでした。わりとすぐにくっつくんですけど、むしろそこから（文庫書き下ろし部分）がよいですね！お互い好みじゃないし相性悪い。いますよ、こういうカップル。相性悪いの分かってても一緒にいるって腹を括って歩み寄る、好きなんだね〜(^^)年数経ったら夫婦味が出てきそう。安西先生の作品は「これから」が感じられるから好きです。

ノンケの友だちを好きだった二人が失恋をきっかけに付き合うことになる過程が面白かった。付き合った後、気が合わないながらもお互いを好きだという様子を見せるのがツボでした。

互いに同じ人を好きだと気づいてからの両片思い。設定が好きなので読んでみたけど思ったより一途な片思いからそれぞれ惹かれ合うのが早くて拍子抜け。もう少し焦らしてくれても良かったかな。

同じ男性が好きな2人って　笑。可愛らしくも、現実味もあって面白かったです。好きだけど喧嘩しちゃう所なんて、あぁわかるわかるなぁ。とニヤニヤしちゃいました。

作者買いです。でも外しませんね。最初ちょっと勘違いしていてカプを間違えそうでしたが、よくよく最初からページを眺めたら解ることでした。ネタバレで済みません。リアルでもこういう二人組、端から見ていたら面白いだろうなあ。