初読み作家さんでしたが、高校の同級生の再会もの。ただ高校時代から身体の関係があったという設定ですが、もう少しそこへ至るまでの経緯や、寿鷹（攻め）と千尋（受け）の性格を掘り下げることができるようなエピソードがあったら良かったな。25になった千尋は夢だったバーの経営者となり、ライバル店のバックについているヤクザたちから嫌がらせを受け、そこに颯爽とヒーロー（寿鷹）登場となるのですが、たかだか開店して1年のこじんまりした（めちゃくちゃ人気店というわけでも無い）バー1軒を妨害するのに、ヤクザたちが拉致したり覚醒剤まで使って無理矢理閉店させようとしたりと必死なのがちょっと無理やり感がありました。対立する組の若頭である寿鷹が店に顔を出していたり、裏の力を使って警察に店を24時間（？！）見張らせてるのをわかっていながらも、素性を調べようとしないで実力行使とはちょっとお間抜けなヤクザでした。

王道展開。7年間も同級生に見守りを頼んでた攻めは何がしたかったのやら。受けの窮地に駆けつけて、怒濤の展開でくっついたけど、7年の空白の意味は？？

意外とあっさりしたストーリーでした。なぜ塚本に見守りを頼んだのかが、最後までわかりませんでした。あと、千尋の性格がこうなった経緯みたいのが、書かれているともっとストーリーに、入り込めたかと思います。、

再会モノ好きなので読んでみましたが、超鈍感な美人受けのマスターが嫌がらせとか危ない目に遭って、その都度元彼(?)が助けに現れると言うお話でした。この人７年間もよくも無事で独り身で居られたな…と思うくらい危なっかしい人でした。攻めもやくざとは言え格好良すぎて受けへの溺愛が滲んでいるし、ある意味展開が分かりやすくてアッサリした印象でした。

無口で無愛想な主人公はバーテンしながらも人の感情に疎くて察しが悪いなら水商売向いてないよ笑！攻めと高校時代から関係を持っていたことは回想シーンでも読みたかったかも。そこがもっと掘り下げられていたらもっと読後も充足感があったかも。でも攻めは男らしくて格好いいし、王道な感じで良かったです。

一途な男前ヤクザ×無自覚美人バーテンダー。王道ストーリーなので最初から展開は読めますが、そこは様式美。攻めは逞しくかっこいいし、受けはそんなにKYで本当に客商売できるのかと心配になるほどの鈍感さんですが意外と芯があって、安心して読めます。

タダタダ驚きです、相手の方は高校生の時から好きだから と つかず離れずにいたのに… 千尋さん！こんなににぶちんでいいの？ 人の機微に疎くて・・でもだからいいのか？秋波を送られても気づかないなんて(笑)‥ 誰かさんがやきもきするから。七年越しの思いが通じたのに、この先大変ですね〜♪寿鷹さん…‥ますます寿鷹さんの愛着×独占欲が強くなるのでは！クスッ♪・・それに千尋さんはこれくらい強引じゃないとねッ！(笑)