レビュー一覧

町屋はとこ＋榎田尤利さんはとても相性が良いコンビだと思います。小説をコミカライズするとどうしてもキャラクターのイメージが違ってたり「ええ〜　この大切なシーンをこういう絵柄で？（涙）」という事が多いのですが、町屋さんのコミックには小説での表現＋アルファの表情やシーンがあって、とてもしっくりきます。「闖入者である淳平とやきのりに戸惑う英」＞「１つ傘の下で近づいている二人」＞「寄り添って幸せそうな二人（とやきのり）」と表紙がまた素敵。そしてやきのり（のり子）が可愛すぎる！榎田さんの小説「愛とは言えない」のレビューにも書かせていただいたのですが、このコラボは是非時系列で読もうと小説・漫画の両方が完結するまで待って一気に時系列に沿って完読しました。 待った甲斐アリ！双方多少のネタバレや時間のズレはあるものの、コラボとしてとても楽しめました。（１−恋1巻　２−愛1巻　３−愛2巻　４−恋2巻　５−愛3巻　６−恋3巻　７−愛4巻　８−恋愛シリーズSS） 4人が「ボタンを掛け違えて」それぞれ一夜を共にしてしまうシーン、もやもやしますし賛否両論でしょうが『胸の中で違う人の名前を呼んでいた』『目を閉じてその人を思い描いていた』と自分の本当の相手を求めるのに、またあの夜の4人にはそれが間違いだとわかっていても愛情ではなく情愛（人を思いやったり慈しんだり）必要だったんだろうなと思います。榎田さんの「愛とは言えない」には、こちらの作品に描かれなかったやり取りやキャラクターの心の動きなどが更に詳しく書かれていますので、未読の方はそちらもお勧めします。（できれば時系列に沿って再読を！コラボ・ブラボ〜！）

面白くないわけがない。榎田尤利さんが原作で、大好きな町屋はとこさんがコミカライズなんて。町屋さんの絵がすごく好みなので、とても嬉しかったです。榎田さんらしく、すれ違うあたりは切なくて、でも最後はちゃんと甘くてキュンとさせてくれる。ヘタレ気味の攻めも、控え目で健気なくせにしっかりエロい受けも好みでした。

３巻一気に読みましたが、本当によかった！！榎田さんのストーリー、言葉も胸に迫るし、町屋さんの絵もきれいであったかくて、誠実に生きている主人公たちにぴったりでした。ぜひ読んでいただきたいです。

なにこれ…あたしの心臓つぶすつもりですか…素晴らしかった！うん！素晴らしいとしか言えない…気持ちがないのに 誰かを求めてしまう歯がゆさとか 好きな相手ぢゃないと体を重ねても無駄なこと 人間の色々な欲望や悲しみや そして 幸せ がどういうものなのか 改めて感じさせてくれる作品でした。濡れ場もしっかりあって 美しかった。間違いなく☆☆☆☆☆5つです☆

優しく穏やかに心にしみてくるお話です。３巻では何度涙したか。ＢＬに嵌って２か月足らず。300冊ほど読んだ中で1、2位を争う感動的な作品でした。

恋っていいなって思う作品でした。少しずつ縮まっていく距離感、ストンっと堕ちていく感覚。なんとも言えなかったです。ダメ男にはイライラ来ましたが(笑)英を取り巻く環境を淳平が少しずつ変えていく様も、見ていてとても良かったです。淳平も過去に囚われていたところを、英に少しずつ解かされていく様も引き込まれました。お互いに楽な方に倒れたくなるときもある。でも、これは本当に求めていた相手じゃないと気づいたとき、強くならなくてはと奮い起つ場面も印象的でした。最近の中でも一番ストーリーが良かったです。心洗われました(笑)

ストーリーはベタとも言えるけど訴えてくる絵が良かったです。榎田さんて非常に「うまい」作家だと思うのですが個人的に相性が悪いというか「世界」に浸れない作家なのですが、漫画になるとその「うまさ」が鼻につきすぎることない気がしました。町屋さんもすごく絵がうまいわけではないんですけどね。ただあまりダラダラ続くのは好きではないので、できれば次あたりで完結させてほしいものですが、実際はまだ続いているようですね。一応次が出たら買ってみようとは思ってます。

このお話、大好きすぎてもう何回読み返したかな…。求めてもどうしても手に入らない空虚な気持ちの表現がいつも胸に刺さる。最終巻は読むたびに絶対泣いてしまいます。

名言がビシバシでますね、この作品。コラボだしコミックと小説の全巻読むには時間もコストもかかるから、少し躊躇っていました。でも、読んでよかった！人の心の琴線が丁寧に書かれています。

おもしろかったです。ただイチャラブが足りない。。。３冊使ってやっとくっつくので、後日談的なものを１冊出して欲しいです。両想いなのにすれ違いばかりでヤキモキしました。