レビュー一覧

時代劇ですが「江戸時代」の「貧乏貴族」に使える「侍」という設定が第一に面白く、おっとりとした京言葉の味わいが楽しい。気弱な主と元気なお姫様の間で右往左往する情けない主人公が、実は古い名家につきものの「守り人」であり、お姫様が首を突っ込んだ騒動を片っ端から解決していく凄腕であるというのが小気味いい。既に紙で全巻揃えているのでレンタルしていませんが大好きな作品です。

守武さんが名刀を守る為にとても忙しそうで過労死しそう。お姫様も食ってばっかりしてないで、民のために働け。

大変面白かったです。下級の公家は下級武士と同じく生活は大変であったにも拘わらず、矜持を失わず、生きていたお公家さんたちがいたということですね。

この作者の作品は、とても好きです。絵柄も渋くて、時代考証もしっかりしていて。題材も江戸期の京の貧乏公家の青侍という、なかなかマニアックな選定ながら、キャラの作りも流石だし、時代劇系のマンガが好きなら、おすすめと言える。実はこの作品も、以前紙で全巻持ってて、手放してしまった。懐かしさのあまり、大人買いしてしまった。・・・で、読んでてなぜ手放したのか、思い出した。毎回人死がにが出るのが重たくなって手放したんだった。いや、侍の事件簿的な話だからしゃーないんだけど。何か、切ない話もまーまー交じるし。一気読みすると、何か胸のあたりがズッシリ来るんだよね〜。絵柄は１巻と７巻では変化があるかな。「首切り門人帖」の時の方が好き。

江戸時代、京都の公家に仕える侍（青侍）という珍しい人を主人公にした作品である。話の内容もなかなかい面白いが、まず青侍に関する様々な知識やトリビアに興味を惹かれた。時代考証が正確なこの著者のことだから、青侍に関して大筋では正確な記述なのだろうな。コミックとしての出来も絵柄はしっかりしているし、適度なユーモアもあってなかなかに良い。

江戸時代のお公家さんの生活ぶりが面白い。言葉遣いが上品ですね。

武士が登場する物語は、江戸か幕末が中心で、公家侍にスポットを当てたこの作品は興味深い。まだ1巻目であるが、続きが楽しみ。

よくある勧善懲悪モノって感じです絵柄が古めで少し読みづらいのが難点お姫さんのキャラ性を受け入れられないと読むのが辛くなるかもしれません

「時代劇」というと江戸が舞台の作品が多いのですがこの作品は、京都を舞台に公家に使える侍という珍しい設定で新鮮でした。当時の京都の風俗や文化、その中で侍や公家がどの様な生活をしているのか知らなかった事が知れるので興味深かったです。

なにをしでかすかわからないお姫様につかえる執事ならぬお侍さん。つかえている貴族が貧しているので、雑用から内職までと甲斐甲斐しくならざるをえない。所帯くさいのに、刀の守り人でもあったりと魅力的。江戸の検死官が面白かったので読んでみたのですが、楽しかったです