レビュー一覧

ゆるい。そしてほっとする。そんな感じの１冊です。缶コーヒーの漫画って無いなあというのが、このシリーズ誕生の発端だったそうですが、いい着眼点でしたねー。いろいろな缶コーヒーが出てきます。寂しくてポッカな話が結構好きでした。缶コーヒーは、確かに、失恋の友でもあるのかもしれません。

読んでちょっとホッとしたり、感動したり、じんわり心が温かくなる小粒なストーリーの詰め合わせです。絵も丁寧で地味だけどアクがなくとっつきやすい絵柄でした。4話は自分の状況と被っていたこともあり、ほろっときてしまいました。どのストーリーもとても良かったです。ただ一つだけ不満を言うなら、もうちょっと進展が見たかった…と思った話が何話かあったことです。そこだけ★-1とさせていただきました。

缶コーヒーにまつわるエトセトラ。好きな作家さん。短編からなり、共通のエッセンスとして缶コーヒーが絡めてある。缶コーヒーってどこにでも売ってるもんね。

「吉祥寺」が好きでマキヒロチさんの他の漫画も読んでみたく購入。でもこの作品は起承転結がはっきりしていない作品が多くて、主人公がただ単に話の途中でコーヒーを飲むだけの作品。え、それでどうなったの？みたいな話が沢山あり、もやもやしました。絵はキレイ。48時間で充分。

中越地震で被災した小千谷市が舞台の話。地震の時に無料提供してくれる自動販売機？小千谷市在住だけど、そんな話聞いたことないなぁと思いました。どの話も起承転結がはっきりしてないというか、白黒じゃなくグレーにさせてるところがマキヒロチの味なのかも。

この作家さんの漫画は、だいたいハズレがないですね。途中モタつく感じの時があって、テンポ良く見せてはくれないので、まあ星は4つと言うところかな。貪るように読む星5つに対して、毎回ハズレの無い面白さ、と言った感じです。

他の方のレビューにも書いてありましたが、短編でちょいと哀しい切ないお話しのは 「あ、、もう少しこの先があれば、」て感じましたが 「缶コーヒー」にまつわる短編集は 確かに始めてで 面白かったです。個人的にはオカマさん達の話しが 笑えて好きです。あと、缶蹴りして亡き友達の初恋の人が誰だったのかを思い出そうとする、小学校の女友達4人のお話しも。哀しい、、いやもう哀愁？妻に「口臭いから そば寄らないで」奮起して頑張っていただきたい(^^)

一々、その後の主人公が気になります。ほんと、気になるのでその後を書いてください。

マキヒロチ先生の短編好きですもうちょっと読みたいと思わせる感じがとても良いです

48時間100円キャンペーンで読んでみましたが、すごく良いので読んでる途中でグレードアップに決めました。缶コーヒーを通じて描かれる切なくて暖かい人間模様です。はっきりしたハッピーエンドとかはなくて余韻系なので、わかりやすいお話が好きな人には合わないかもですが、個人的にはグッとくるお話ばかりでめちゃくちゃおすすめです。最初のグラビアアイドルを諦めた女性のお話と、亡くなった友達の初恋の人を缶蹴りで思い出そうとするお話が好きです。