レビュー一覧

『君はα』が好きでそれのスピンオフということで購入しました。αだけが通うエリート校に通っていた時にαであったはずの友人がΩに突然変異し発情に出くわしてしまい襲ってしまいそうになった過去にトラウマを持っているαである受け。教師となり教育実習に出向いた高校に学生の時に塾のバイトの教え子だったαの子に再会するが彼はΩとなっていました。感想は内容が陳腐というか、甘いというかご都合主義です。受けは前作はナヨナヨした素直なイメージではなかったですし、普通にイケメンでしたよ。まぁ、それは置いておいて前作で友人がαからΩになるという稀な出来事が起こり大々的に世間を騒がせたのに同じケースが今回もアッサリと攻めに起きていました。いや、スピンオフなら前作の騒ぎ様何だったの？ってなる。そして受けが攻めを好きになる過程が唐突です。親心から好きと勘違いしている気がするし、攻めと気持ちがすれ違いになり、Ωの気持ち分かろうとして別のΩの生徒に頼んでΩと同じ反応を体験する薬を貰って飲んで、自分も同じ状態になるって…とても無謀だし、よくそんなことして攻めに愛想尽かされなかったなと思います。攻めが求めてるものってそういうことじゃないと思うんだけど…まぁ良く言えばとても素直な受けです。勉強出来ても人間的に頭は悪そう。可愛いんですけどね。あと、最大の疑問とダメだったのが受けがαなのに攻めであるΩに欲情しないこと！完全にαである受けがΩ状態。これじゃオメガバース設定の意味なくない？αなのにΩをどうしても自分のものにしたいって、孕ませたいって思わないなんて。もう完全に受けがΩ、攻めがα状態でした。これなら受けをα→Ω、攻めはそのままαにした方が良かったんじゃ…と思ってしまいます。オメガバースの意味なさすぎます。しかもリバも番になる噛むシーンも描写なし。前作が良かっただけにご都合主義で驚きました。表裏の描き下ろしで攻めが発情期になっていても受けがそのままイチャコラ襲われていることに更に萎えました。オメガバースとは…の１冊でした。

姉妹作品はなかなか、えげつなかったけれど、こっちもえぐい。本来は攻めのはずのアルファが受け？オメガが攻め？攻め攻勢がすばらしかったです。

前の話と微妙につかながってたんですね。こちらもあっという間に読み終わってしまった。Ω攻めもいいです。理人がかっこいい。

オメガバースもので受けΩが当て馬のαにレイプされそうになる場面は時々ありますが、当て馬の子のその後……考えた事なかった。考えてみればα側もフェロモンで酩酊状態になるわけだから、両者ともレイプされてるようなもんだったんだなあと。この話で幸せになれて良かった。正直、リバも見たかった……。

君はアルファの柏木くんのお話です。アルファの方で隼也を襲ってしまった(未遂)ことをずっと気に病んで後悔していた柏木くんが、かつての塾の教え子理人と再会します。アルファだったはずの理人がオメガ判定を受け家族とも疎遠になっていたことを知り、なんとか力になりたいと頑張っているうちに自分の気持ちに気付きすったもんだあって結ばれるというストーリーです。ずっと傷を抱えて生きていた柏木くんが幸せになってよかったです。

何だろう。Ωが攻めだと妊娠しないのでは無いかなぁって思ったら、オメガバースの設定の意味が無くなるのでは？性格はそのまま男らしくヤンチャな感じでも、発情期とかは甘々になるとかで良かった気がしました。αの先生がナヨナヨした感じで童顔だからなのか違和感はないのですが、だったらオメガバでなくても良いと思います。

こういう展開もありだなぁ、と楽しく読む事が出来ました。シリーズで読むのがオススメです。

「君はアルファ」のスピンオフで、隼也と亮太の友達の光一君が運命の人と出会う話です。だいたいがΩ性が抱かれるパターンが多いのに、これは逆。色々な意味でイケメンなΩと優しいαで良い意味でビックリしました。

ほぼ2人の世界！番エッチでリバになるの見たかったよぅ。オメガ友達もなかなか強かで良かった。

受けじゃないΩ系のオメガバースは少ないのでなんだか新鮮でした。αとして育てられてきたΩが突然の環境変化にと毎度ながら身体はΩ心はαのようにずっと心の違和感を取り除けずにいましたが、初恋の相手と出会い少しずつΩの自分を受け入れて行きます。