レビュー一覧

ヒーローがとても思い込み激しくて困ったちゃんです。そして困ったちゃん二号のヒーローの元婚約者。それを最後には全部いなすヒロイン。恐ろしい・・・恐ろしすぎる。普通の女らしく不安に揺れるけれども、最後には気丈にして勝つ。それがヒロイン。そして添え物のヒーロー。ヒーロー、本当にヒロインの邪魔しかしてねーんじゃねーのってくらい添え物です。いったい彼のどこがよかったのよ、ヒロイン。

ヒロインが自分の力でつかんだ幸せというのは、ハーレクインには珍しい感じがしましたが、それだけに読後も清々しく前向きになれた気がします。たまたま読んだのが日曜でしたが、これは日曜に読んで正解だと思えるお話でした。ヒロインの何があっても挫けない強さに、また月曜から頑張ろうという気持ちを貰えましたから！！なので、そういう気持ちになりたいときには、是非読んでくださいね！！

ハッピーエンドで美談の様になっていますが、最初の頃のヒロインに対する態度がヒーローの本質です。ちょっといただけないですね。全てが丸く収まっているのはヒロインの裁量です。

ヒーローがヒロインに初めて謝るシーンが笑えました。でもヒーローの誤解は酷かったですよ。父親を信用しなさすぎです。それにヒロインに対しても強引すぎ。自分は婚約してるのに言い寄り、さらに婚約を解消しちゃうし。これからはヒロインの尻に敷かれればいいんだわ。

心が強いヒロインのお話です。しかも優しいの～(*^-^*) いじわるした恋敵への対応が、もう格の違いが歴然としてて、かっこいいのです♪

ちょっと説明的なシーンが多くて残念。特にラストはスライドで説明されてるみたいに感じました。ヒーローよりヒロインの方が確かにある意味怖いよね！ライバルちゃんは小者でした。

友井先生の絵が相変わらず綺麗で読みやすかったです。ヒーロー、ヒロイン共に美しく目の保養でした。ヒロインは仕事が出きるだけでなく、美しくて自分をしっかりと持った女性でした。誤解し続けるヒーローは最ゆ初からヒロインの事が好きだったんですね。

全体的なストーリーは面白かったのですが なんだか ヒーローが ヒロインに告白したのは ヒロインから 誘ったからであって あれがなければ 言わなかったのか ？という疑問も残ります。　ヒーローのお父様の方がとっても素敵でした！

ヒロインは両親から「お前さえいなければ・・」と言われ続けて、今でも淋しい思いをしています。そんな時にヒーローと出会い、ヒーローの父親を騙す性悪女と思われていました。そんな誤解も自らの行動で解いて力強く生きていくヒロインがステキでした。でも、両親との疎遠な関係には心を痛めていてその淋しさを埋めてくれたのがヒーローです。ヒーローは頼りになる存在でした。

孤独なバリキャリヒロインも、才能を見いだしてくれる上司に恵まれて、最後は幸せになれてとさ。