レビュー一覧

今までにない世界観！！スゴく好きです、続編または、この世界の別話を読んでみたくてたまりません。

センチネルバースですが、近未来の描写で始まったかと思ったら、離島でお客様生活を満喫し、オカルト現象に巻き込まれて・・・という闇鍋みたいなストーリーでした。温泉もいいですね！攻めさん、職業の割に思考がオッサンすぎかなぁ？(笑)　どっちもはっきりしない人でヤキモキしました。ねこちゃんが可愛かったです！

冒頭の未来的都市空間と、後からの現実的な田舎の舞台や伝承的オカルトとイメージがうまく融合しなくてそこだけ取ってつけた印象でした。またガイドが政府専門機関によって管理されるのであれば、センチネルも同じように相応の公的役割の義務を負わなければ、一方的な利用搾取になるんじゃないの？という疑問も。もっと具体的な社会の仕組みや能力者の役割を見せてくれたら説得力あったのになと思いました。

超感覚にバース組み合わせた独創的な設定で面白かった。今作品で超感覚について少し学べたかな。時間を掛けて２人が番いになる話しで楽しめましたが、センチネルとガイドの超感覚話しがラストの事件だけなので残念でした。

うーん、私はあまり萌えませんでした。　超感覚のセンチネルとそれを導くガイドの話なのですが、超感覚設定があまり生かされてなく…　超感覚というより超能力？オカルト？　もっと超感覚を活かして解決する問題や事件があると位置づけ納得しますね。恋に落ちる過程もよく理解できず、オメガバースのように問答無用で恋に落ちる設定ではないようなのに、無条件にお互い惚れてるようです。

センチネルバースとオメガバースのつがい概念が一緒くたになってる部分が残念。言葉が足りないせいの行き違いが長いです。

もともと不思議な力のお話も好きなのですが、それ以上に島のみなさんとワサビさんと主人公の空気がとてもよかったです。それぞれの思いがすれ違っていたときは切なかったですが全て分かったときなんとも言えない気持ちになりました。たぶんまた読み直したくなるだろうな、と思っています。