レビュー一覧

やばいのに手を出した。沼だねーこれ。いい年した男2人が互いに混ざり合って生きてく様。そこにラブがないから、これまたどうしようもない。でも滅茶苦茶おもしろい。おもしろい、面白いよー。

新井煮干し子さん大好きなもので、野田さん名義のこちらも毎回更新楽しみにしてました。連続ドラマ化なんてドキドキです！この二人の関係って難しいな。天才を目の当りにしたら嫉妬を通り越して全てをさらけ出し捧げたくなるような気持ちは共感しやすいです。大なり小なりそういうことって一般人にもある。BLならもっとすんなりいくのだろうかとも思いますが、あぁ〜この二人はそうもいかないのよね！3巻ではタカラのさらなる飛躍があっていよいよ佳境に入るかな。しかしまあ野田さんはこういう執着と信仰（と言えるのかは個人的感覚ですが）を描くのがお得意ですよね。『渾名をくれ』ではそのひとつの形をはっきりと描かれましたが、二人がLしない今作では負がどのように昇華されるのか非常に楽しみです。

新井煮干し子先生が好きでこちらまで追ってきました。ヤバイですよこれ！もう情緒ぐちゃぐちゃでずーっとこの作品のことばかり考えています。"男"と"男"の話です。もうわかりますよね？男と男です。男と男の関係と感情が全部詰まっていてもう最高です。下手なBLより男と男なんですよ…。演じることを描いた作品ですが「昴」のような高揚を感じました。

天才と出会ってしまった理論派の俳優。彼の行く先を見つめたいからと、脇に回ることを決意しても、「いつかともに彼の横に立ちたい」という自ら俳優としての野心は捨てておらず、2人の絆の強さがどこまでいくのか、それとも依存や嫉妬のように変わってしまうのか、先の危うさが、「累」の初期のようにスリリングです。

天才だけど日常における生活能力がまるで無い役者と、その才能に惚れきって面倒全てを見ているもう一人の役者。役者には役柄に入り込んでその人物になりきってしまう憑依タイプと、役を客観視してその人物がすべきであろう言動を徹底的分析しロジカルに演じるタイプが居ると良く聞きますが、この二人は典型的なこのタイプのようで…　これはBLか？二人の間にラヴ的なものが生まれてくるのか？と思いたくなるほど、多家良と友仁の距離が近いのですが（ほぼ共依存に見えてしまう）このニコイチ的な繋がりが、多家良が世に出ていくに従ってだんだんと崩れていく不穏な空気に満ちています。互いを尊敬し認めあいギリギリのところで均衡を保っているこの二人が、これから先どうなっていくのか読んでいてハラハラします。野田彩子さんの個性的で骨太のラインがまた作品にピッタリで漫画ながら彼らの演技に引き込まれます。続きが楽しみな作品の一つです。

絵柄に惹かれて購入しましたが、アツいバディものにページをめくる手が止まりませんでした。この先2人がどうなるのか楽しみです。

やっぱり面白かった。まとまってから読みたかったが我慢できず。感じた疾走感のまま3巻まで一気読み。もう一度丁寧に読み込みたい。新井煮干し子さんもとても好きだが、これはBLではないのがいい。友仁のたからに向ける羨望は一種の信仰でありつつ、同じ役者としての嫉妬もある。でも、たからの友仁への全面的な信頼の方が信仰に近いか。離されて脳内友仁を生み出すほどだし。3巻あたりでは友仁のモノローグはあまり描写されていないが、それでも酷く焦がれているのがわかる。おそらく次から展開が入ってもっともっと面白くなりそう。楽しみ。

久しぶりに、紙でも買いたいと思える漫画でした。絵が上手いのに、躍動感もすごくて、ストーリーもぐいぐい引き込まれる。キャラクターが皆んな魅力的で、続きが早く読みたいです。

単なるバディものを超えた熱量を感じます。「代役」である彼の、その後はどうなるのか...。現実だったら、天才役者がいてその人がそこまで頼りにしている手堅い役者であれば、引き摺られて彼も日の目を見て、一緒にメジャーな俳優の道へ入っていく、のでしょうけれど。漫画ならではの展開が楽しみです！

画力、台詞回し、キャラクターどれもすごく良いです！はやく続き読みたい…