レビュー一覧

出会って子どもが生まれるまで１年間とその２年後の話なので、読みごたえがあります。

他の方の評価とは異なり、私はこの話が好きです。王道にのっとってるところが。ヒロインは強さと弱さを持っていて、友人に裏切られたり片親でさみしい思いをして育っていたり、ヒーローは自分の強さを見せつけて相手を落とそうとする傲慢系ヒーローですが、うまくまとまったのはヒロインのおかげだ。しかし半分以降は・・・ヒーローがとってもヒロインにメロメロすぎてどうか、とも思いますが。特に子供が生まれたとき。その最後が、なんというかなし崩し的なまとめ方じゃけども、ページの都合上って感じがするけども、タイトルをちゃんと話の中に組み込んだ文月さんがナイス！

文月今日子先生の作品は、心の声と話す言葉の裏腹さが魅力的で、それが物語をリズミカルに進ませてくれます。ただ、あまりにも素直さがない、このヒロインの気性と彼に対する冷たい態度が好きになれないので☆3つです。

原作も好きなのですが、大好きなお話の一つです。私はヒロイン、意地っ張りで素直じゃなくて、でもある意味可愛い人だなあと思ったのですが（まぁ確かに癇癪持ちではありますが）。便宜的結婚を選択した後（本当は二人とも違うのに）ヒーローが自分の感情を口に出して言わないので、ヒーローの気持ちがわからず、愛されていないと感じるヒロインの気持ちに泣きたいくらい切なくなりました。途中にも花言葉が意味を持つのですが、最後に題名の本当の理由がわかります。後、ヒーローの叔母さん、大好きです。

素敵な作品です！結婚してからの穏やかな生活と信頼のおけるヒーローの対応で、揺るぎない愛情のある結婚を手に入れました。派手な演出が多いHQだけど、実生活と共に愛情が育つなんて、子供の為にした結婚だけど、大人の対応をした２人が人生最大のプレゼントをもらった！ていう感じです

しっとりとしたお話でした。最後の数ページのせいかなあ。穏やかな気持ちになりました。

結構苦手なタイプのヒロインだけどその分ヒーローが引き立っていて良かったです

言葉足らずな二人の痴話喧嘩を見せられているようです。

旅先で出会った二人。身体の関係を持ったのは、その後だけどこれが愛なのかわからない内に妊娠が分かり二人は結婚します。暫くするとヒロインはヒーローを愛している事を確信しますがヒーローは愛しているとヒロインには言ってくれず、ヒーローの自分への愛に確信が持てないまま子供も生まれました。そして家族として生活をしていく中でヒーローのヒロインへの愛情を確信していくというお話なので少し長いお話ですが終わり方でステキでした。

妊娠したから結婚を決めるヒーローは好みじゃない。妊娠しなければ結婚しなかった？と思うから。結婚後も二人は別々に住み、定期的にヒーローがヒロイン宅へ通う。まるで愛人のような扱いで全然きゅんきゅんしない。最初は登記所で結婚し、子どもが生まれてから教会で結婚式をやり直す。2年後にようやくヒーローは愛していると口にする。遅いよ。花言葉に寄せて庭に花を植えたきたヒーローが回りくどい。花言葉を調べて花を買って植えるくらいなら、まずは言葉にしたらと思う。