レビュー一覧

１） 頼りになるタイガーと、タイガーに就いていくアルフィーと、彼らの甘えん坊の息子ジョージ。血縁関係はないけれど、楽しくて幸せな一家に、思いも寄らない悲しみが訪れ、、、泣いてしまいました。２） アルフィーとジョージも、大切なものを失った悲しみと怖さで泣いてしまいました。猫だって涙がこぼれるんだよ、、、。でも、最後は、笑顔で迎えた新年！　良いことがたくさん訪れますように。３） タイガー、ありがとう。天空から、アルフィーとジョージと彼らの家族たちに幸運を投げ掛けてね！４） 今作では、次の言葉が心に残りました。 ・ 僕たち親は、外には危険があると知っている。（ 子供に ）外出を許すのは、親が直面する問題の中でも最も難しいものの一つだ。 ・ 流行がいつも正しいとは限らない。 ・ 時々、あらゆるものが変化して粉々になる気がして胸が張り裂けている時でも、何も変わらないように振る舞ってくれる誰かの存在が慰めになる。 ・ 見た目にはいつも気を配っている。たとえ胸が張り裂けそうでも、見た目はおろそかにできない。

今回は、余りにも信じ難い衝撃的な事が起こりますが、それでも、相変わらずエドガー・ロードの人(猫)達は心優しく温かで幸せな気持ちになれます。同時に、切なくもあるのですが…。新たな住人(猫)も加わり、一層賑やかに個性豊かになりました。子供達も子猫のジョージも成長し、悩み、葛藤します。アルフィーにも深い大きな悲しみが訪れます。けれど、皆の知恵と愛と友情で困難を乗り越え、絆を深めていきます。今回は特に「人生とは…生きるとは何か…」を考えさせられました。コロナ禍の今、読みたい一冊です。私の心は、既にエドガー・ロードの住人です。このシリーズ、永遠に続いて欲しいと願うばかりです…。