レビュー一覧

「令和イチオシ新人」ってでっかく出たなと思いますが、でもホント、才能ある作家さんだなと思います。この先も注目したい。分冊版のレビュー見ると某江戸時代BLと似ているとか比較するようなものもありましたが、タッチも主題も全然違うと思う。浮世草子ですから似たように見えるのはわかりますけども。このべなは何歳なんだろう。壱には、子どもに欲情するなんてという戸惑いもありながら、べなが成長して男らしくなってクラッときてしまうという理解しやすい感情もあって、その辺がBL的にも萌えなんだろうと思いますが、なんかちょっとあっさりいってしまって物足りない気もするんですよね。2、3巻使って深く描かれた方が良かったかなとは思います。でも魅力的でした。次も買います。

良いという書き込みを見たのと江戸BLにハマっていたので借りました。が、ごちゃごちゃしていて状況が分かりにくいところが多かったり、話の展開が唐突に感じたり、なによりべなと壱の気持ちの変化がいきなりすぎて付いていけない！！壱は美人さんだとは思うのだけど、イマイチ好きになれなかった。　壱の過去、べなの過去、髪結い屋の話、子供らの話、当て馬的見世物屋の男の話、いろいろ盛り込みすぎだから減らして、もう少し二人の心理描写を丁寧にしてくれたら萌えられたのかな？江戸BLと呼ばれる「百と卍」「雪と松」「仇椿ゆがみて歯車」がそれぞれに良作だったので、期待値上がりすぎてしまった感もありますが……。　評価下げてごめんなさい！！m(。_。)m

分冊版の評価は高いし、228ページで1冊丸ごとなんて、凄く読み応えがありそう！と思って借りてみたのですが…。残念ながら私には合いませんでした。全体的に絵柄がガチャガチャしていて読みにくい(←サンプルの時点で好みの絵柄ではないコトは判ったのですが、ストーリーが良ければ気にならなくなるはず…と思ってしまいました)。ストーリー展開に唐突感を感じる部分があった。作品の世界に入り込むことが出来ず、最後まで我慢して読む状態でした。攻めにあまり魅力を感じず(子供だからか？)、受けの可哀想設定、悲劇のヒロイン風に酔っている感じ(弟を助けることが出来なかった駄目な俺…みたいな…)が鼻につきました。可哀想設定はハマる時は凄くハマり、ハマらない時ホントハマらないので、内容紹介だけでは見極めが出来ないのがつらいトコロです。

バラのサンプル読んで纏まるのを待ってました。思ってたのとはちょっと違ったかな。弟を亡くした壱に寄り添う鬼っ子、その思いはいつか恋心に…。ダンゾウのひね曲がった感情は読んでいて嫌な気持ちになる。絵は上手いんだけど、何故か読み辛い。切替りが早いと言うか突然で読み飛ばしたのかと思う事も。所々ほのぼの感もあるし話自体は好きなので残念。時間貸しだけどUPは難しい。他の作品が出たらまた読んでみたいと思います。

スピード感ある話の展開でした。最後の話の回収がすばらしかった！そうか！ってなった。

独特な世界観。べなは続編が決まったそうで、今後の発売も楽しみです

デビューコミックスでこの作画レベルは凄い。漫画家としての技量は確かなのにストーリーはどこか独りよがりで勿体ない気がした。主人公の「べな」は人外で最初は殆ど台詞も無くドラマの部分は人間が担っているおかげて読み手としては人間の方に感情移入してしまった。現在続編も連載中で作者としては「人外萌え」を詰め込んだのかもしれないけれど、それを商業作品としてしっかり表現出来ていたとは言い難い。先述の通り画力は高いのでもっと正統派路線で活躍してもらいたいな…と思います。

画面がすっきりしている部分とごちゃついてる部分の落差が大きい。間合いと空間を意識して描けば今よりも余分な台詞やモノローグ無しで倍の表現可能な力量を持った描き手だけにそこが非常に惜しい。敵役の男の心情も少々唐突な印象が否めなくもない。ただ購入価格としては48時間レンタルでも今の描き方では高かったかな･･･。

めっちゃ感動したぁぁぁ（；＿；）絵もきれいだし、表情も可愛くて最高でした

壱受け！しょたかと思ってたから少しびっくり。人外という感じも期待より薄かった。角はえてて、言葉がつたないだけ。人情という要素もすごく微妙…　なんというか、絵がすごく上手くて雰囲気があるので、ストーリーにもものすごく深みを期待してしまうんやけど、深いような深くないような…壱とべなとダンゾウの感情のつじつまが合ってるのかどうかすごく読み取りにくかった。それっぽく深そうなセリフを言うんやけどなぁ…出来事と感情を説明するのが、ほぼセリフでだけやから、それが難しく、しかも過去の話がばらばらに挿入されるから、感情を追うのが難しい。一番納得がいかんのは、二三がダンゾウを好きやった！？ただの壱の思い込みで、これから訂正されてほしいなあと思う。じゃないと壱の我慢はただ両想いのふたりを邪魔しただけになってしまい、全く報われへん。ダンゾウには、めちゃくちゃ凶悪なキャラにしてやろう！というとってつけた感がある。凶悪なセリフを言わすために、その意味は二の次になってるように感じる。すぐ抱こうとしてくるのもおかしいやろ。そのへんがどうも浅く感じられてしまい、ストーリーの邪魔してる。べなが壱に救われた気持ち、壱のべなに惹かれていく想いと罪悪感から幸せになってはいけないと自分を縛る気持ちの葛藤、もう少し丹念にこのきれいな絵でえがいてほしかった。なんかずっとバタバタしてる。シリアスから急にコミカルに逃げたりもするので深く感情移入しにくかった。壱のキャラクターに魅力を感じにくい…二三の気持ちも知ろうとせず、べなの気持ちも無視し続けて、ひとりよがり。へにゃっと笑った顔はよかった！絵の良さがちゃんとストーリー上の決めシーンにくるようになってほしい。総合して、浅さが目立ってしまったように思う。世界観も浅く見えてしまい、もったいない。これだけのボリュームのストーリーをこのページ数に、感覚的にまとめる力はあると思うので、技術的にまとめられるようになってほしい。