レビュー一覧

以前から気になっていた作品でまとまるのを待っていました。高校のクラスで誰からも好かれる攻めは、水曜日の放課後に誰も来ない時間に自慰をするのが日課となっていた。誰にも知られないように最善の注意を払っていたはずが、自慰が終わったあと、目の前のトイレから出てきたのはクラスでいつも一人でいる物静かでどこかミステリアスな黒髪美人の受け。彼もまた同じ曜日、時間、トイレで鍵を掛けずに自慰をする同じ性趣向を持っていました。誰に対しても上辺だけの良い顔をして自分を演じる攻めと、親しいなら心から分かち合いたいという思いを持っている自分とそうでない周りの環境に苦しさを感じ、人と距離を自ら置くようになった受け。周りと合わせ、上辺だけで付き合う攻めは自分を貫く受けのことが羨ましくも気になり、普段クールな受けの誰も知らない裏の自慰という名の行為と声、表情。それを知った攻めはだんだん受けの"特別"になりたいと思うようになります。受けは遠ざけていた"特別"に攻めがどんどん自分の中に入ってきていることに複雑な気持ちを感じます。これを読んだ時に性癖というテーマの裏にある人に対しての自分の立ち姿や思い、考え方。攻め、受けのどちらの気持ちもすごく分かるので、すごく考えさせられました。人を信じることも特別に想うことも本当に難しいです。でもこの２人はその一歩をお互いに一緒に踏み出したと思うので、見守ってあげたいなって思いました。でもまだ素直な恋人同士にはなってないんですね～…続きが読みたい。ちゃんと恋人同士になってほしいです。まぁ両想いなんでしょうけどね。可愛い意地っ張りな受けですが、素直に甘えられるようになってほしいです。Hシーンはエロかったですし、心理描写も丁寧で読みやすかったです。オススメな一冊です。

電子限定特典が読みたくて購入しました。物語的には、切なすぎずBLだけでない深みもある作品だと思います。結ばれるまでの二人の絡みシーンは少なく、少しずつ惹かれあっていくのが丁寧に描かれています。そして最終章で爆発する感じ。やっぱ加倉井くん、そこは結果ノリノリかな。普段は強気で淡々としてるのに、エッチの時の耐えてる表情がほんとかわいい。意地っ張りで素直になれない加倉井くんに、舛川くんがちょっと意地悪に詰めてく感じがいい。今後加倉井くんがどう変化していくのか興味津々です！

タイトルに躊躇しつつ、以前に読んだ作品が面白かったので購入しました。水曜の放課後トイレが特殊ですが、人間関係がいずれも希薄な2人がお互いに向き合っていくというストーリーでした。第1話の攻めが受けの秘密を知ったシーンは描き方もうまいなーと思いました。2人の共通の趣味について話が盛り上がるシーンもなかなかいいです。

早くまとまらないかなってまってました！！ちょっと哲学的というか漫画なのに字が多くて。キャラが己の考えとか思いを語っているのでそうなるんだけど、普通ならエピソードで表現するところなのに理屈っぽいキャラの為の仕様とみました。でも、字が多いなって。そして、合体エロが意外と少なくて☆を1つ減らしました。更に白抜きボカシ仕様ではなくライトセイバーボカシ仕様気味で☆を1つ減らしました。私は48時間で良かったかなぁ

タイトルは微妙でひかれなかったんですが、中身は良かったです！男子高校生の自慰ってテーマがすでにエロいです。が、それだけでなくストーリー性もあり、高校生っぽい思考というか人との距離感とか当たり障りなくとか、面倒で一人が楽とか、分かるな～って共感出来たり。スリルを味わう自慰は特に加倉井くんが良かった！ぶっ飛んでて楽しかったです♪だんだん表紙とタイトルもしっくり思えてきたり(*^^*)男子高校生カプ(・・?ワイワイ楽しそうで何より！加倉井くんのツンデレ具合と二人のぶれない変態スリルプレイ好きです！末長くお幸せに。絵も綺麗で読みやすかったし、ちょっと笑いながらエロも楽しめる良い作品でした。

キャンペーンで48時間で読んでみました。初読みの作家さんですが、絵はそれ程好みではないですが綺麗で読みやすいと思います(^o^)このタイトルと帯でエロしかないと思っていたのですが、皆さんのレビュー読んだらそうでもなさそうだったので読んでみたら確かに中身があった！！お互い学校で自○やってますし、かなりフェチ要素は強いですね。ですが、性癖みたいな個人的な小さいものから、「他人の気持ちの重さと自分のそれとが同じなのか違っているのか分からない、みんな普通が一番だと言うけど普通って何なのか分からない、分からないけど普通にしていないとまわりからあぶれてしまうから普通を分かったふりをしておこう、、、」というような、みんな思春期には一度は考えるであろう葛藤へとよく持っていけたな、と思いました(^o^)微小な物から普遍的な大きな物を語るというのはよく小説家の方が使う技法で、漫画だとやはり絵があるからそこら辺はエピソードで語ることが多いのですが、こちらは珍しく台詞やモノローグで登場人物に語らせています。ある意味小説的なんですね(^o^)で、一般的な小説なら、陰キャでも陽キャでも人間が持ってる葛藤なんて同じなんだなあ、と主人公達が気付いて親友になるくらいなんだろうけど、やはりＢＬなのでラブに発展して行くわけです（笑）攻めが陽キャではあってもゲスではなく、ちゃんと受けへの気持ちに気づいてからは彼女と別れますし、受けは石橋を叩いて渡る性格ですが、攻めがじりじりと距離を詰めて来たのに負けて、修学旅行先で清水の舞台から飛び降りちゃいます(^o^)しかし、このページ数で布団でちゃんとしているのがたった１回という┐(´д｀)┌こんなにエロが多いのに！なので星一つ減らしました。心情描写の良さばかりレビューしましたが、攻めが彼女にビンタされた跡が、夜の学校の薄暗がりの中では見えなかったのが電灯の灯りで見えるシーンとか、修学旅行先で友達にゲームに誘われた攻めが、スマホの画面を見たら水曜日で、今日は水曜日だからゲームには行けない、と言うシーンはお上手だと思います(≧∇≦)bこの２人はまだ過渡期のcpなので、是非その後が読みたいですね。特に受けの心情がどのように変化したのかを見てみたいので作家さんには続編希望です！！

pixivで生理男子を昔読んで、更新止まってるなあ作家さんとして活動されてるかな？と思ってたどり着き。絵が更に綺麗になってるし、やっぱりなんかマニアックなところがいい！！オナニストってギャグな感じなのかなと思ったら、違うくて、ちゃんとお互いの心理描写があるし、エロエロ本当によき。生理男子もまじめな感じで好きなので、新装でシリーズ完結まで描いてくれないかなあ。埋もれるにはもったいない作家さん。

タイトルやら帯の煽り文句やらでエロ一辺倒でいくのかと思いきや、何だか、人の心とは何ぞや、普通とは何ぞや、と言うような哲学的なテーマもチラリと見え隠れしているような作品でした。背徳的で変態的なエロとの対比に、少し戸惑いながら読み進めましたが、作品としては、興味深く面白かったです。ただ、受けの子はこのまま大人になったら、かなり面倒くさい人物になりそうで心配にまりました。

すごく男子高校生って感じでイイです。便器の蓋がない状態で座るのは中に落ちそうでそれもそれでスリルがかるかもな、と思いました。

受けの黒髪の子の、他の人を寄せ付けない感じからだんだん攻めを受け入れるようになる過程がもう最高でした！ラブラブなストーリーが読みたいという場合には向かないかもしれませんが、近づいていく二人を見たければ買いです！！