レビュー一覧

婚活パーティで出会った、真面目で計算高い高校教師と若くてチャラい印象のウェディングドレスデザイナー。誰彼構わずプロポーズの連発をするレンは「好き」という感情や恋することを知らないのですね。恋愛の過程は面倒だけど、仕事のために結婚だけすりゃ何とかなるだろうと言う安直な考えの元に婚活しているというはちゃめちゃぶり。対する椿は14年間ずっと想い続けた親友が結婚するのにショックを受け結婚に逃げたいという、これまた不純な動機。椿の北斗に対する複雑な思いと、長年彼の側に親友として存在するために続けてきた努力が丁寧に描かれていて良かったです。前半割と早い段階　酔った勢いで二人は寝てしまうのですが、あそこはセクシャルな触り合いに留めておいても良かったかも。それぞれ違った理由で“結婚”を目指す二人の男たちの恋愛シーソーゲームと言った感じで楽しく読めました。

受けが真面目で頑張り屋の数学教師。攻めはウェディングドレスのデザイナーで若き社長、年下。攻めの藤丸は中卒で才能とドレスへの情熱だけで生きてきたため、恋愛という概念がないというか、経験がない（セフレはいたりするけど）。そんな彼をしっかり者の受けが恋愛の進め方、好きな人へのアプローチの仕方を教え良い男に…ちょっとマイフェアレディが入っているような。恋を知った一途な攻めが大好き。受けが自己肯定感が低い人だけど、好きな気持ちと彼のどこが好きなのかをしっかり言葉にして伝えてくれる藤丸とは、幸せになれるのでは？「椿を本当に笑顔にできるのは俺だけ」素敵です。

著者の比較的古い方の物語を2冊読みましたので、最新刊を選んでみました。読んだ2冊も才能あるアーティストが絡むお話でしたが、このお話もカプの片割れがアーティストでした。ギフトをもらった代償が孤独を背負うという構図は似ているのですが、どのお話も丁寧な描かれ方で、とても気に入っています。これから何冊かある既刊本を読み進める予定です。そういえば、今回は濡れ場が複数回ありました！色っぽかったです！

最初は読み進めるのにちょっと疲れるんですが、進んでいくうちに引き込まれていきます。自由奔放だけど、好きな人には誠実な攻めがとっても良かったです。

始めはハチャメチャな感じを受けるかもしれませんが、本筋はかわいい恋物語です。

序盤は攻め受けともにキャラが好きになりきれずハマらなかったのですが、読み進めていったら二人とも可愛く見えてきました。付き合い始めてからのラブラブな様子をもっと見てみたかったです。

途中までは攻めのワンコ？ぶりや受けの意地っ張りぶりが良かったのだけど。何故攻めは受けを介して知り合った女生徒をモデルとしてスカウトしたのにそれをサプライズだと思って黙ってたのだろう。この黙ってるパターン好きじゃない。今回は特に未成年で受けの生徒。受けが居なければ知り合えなかった相手。なのに内緒でブランドバッグ買ってあげて、外で何度も会って、しまいには部屋にまで上げるのは、流石に誰でも勘違いするよね。サプライズの意味が最後まで分からなかった。ごめんなさい、私の好みの問題ですがここでスーッと熱が引いてしまいました。

事故のようなはじまり方ですが天然?なわんこっぷりが可愛いです。

婚活パーティーで初対面の人に片っ端からプロポーズする綺麗な顔の派手な若者、おお、掴みはグーです！なかなか珍しい取り合わせ(新進気鋭のデザイナーと私立の女子高の教師)で、出会いからプロポーズまで悪くはないのですけど。婚活パーティーに出たら椿がレンにご飯を作る約束をし、忠実に実行しますが、明らかにレンは椿に好意を示しているのにそれでも婚活パーティーに行き続けます。椿もレンに好意があってご飯を作ってあげたいからというのはわかりますが、何回も婚活パーティーに行くのでしつこく感じて若干読む気が失せました。このグダグダをもう少し手短にしてくれていたら良かったのにと思います。椿が自分に自信が無さすぎて、それもうんざり。