レビュー一覧

うーん…期待と違いました。受けは大学時代の攻めとの偶然の出来事によって恋愛も出来ないまま今に至り、でも攻めを忘れられず引き摺りまくり。攻めは基本的にはスーパーダーリンだけど作品に没頭すると規格外のダメ人間でモテるけど恋愛下手。ここまではいいけど、受けの気持ちがフラフラしていたり、攻めは自分の気持ちを伝えてないのに勝手に想像してキレて、最後にバタバタとくっついた感じ。2人とも攻めが平常モードの時は割と会話しているのに肝心な事は話さないで誤解して自己完結。もっと甘さがあるのを期待していたので残念でした。ちびっ子の可愛さとイラストでオマケの☆3にします。

子持ち攻めと、片思い受けの、良くあるパターンですが、芸術家という設定が新鮮でした。横槍を入れてくるダメな上司には呆れましたが、それなりの相手が設定されており、うまく纏まっていて、最後まで楽しく読めました。

高峰と大学時代出会ってはいたが良い思い出がない入谷。仕事で再会したけど何やら相手の記憶には残って無さそうだ……それならこのまま無かったことに！と「初めまして」で通すところから話は始まります。スパダリだけど絵にのめり込んでる時は全くの役立たずな高峰や天真爛漫でとってもイイコなこうた君(＋フェルメール)と交流をしていく内にやっぱり好きだと再認識する入谷だけど……と、全体的にほのぼのとした雰囲気で進んでいき中盤〜後半で話が動きます。入谷も高峰も自分の気持ちを素直に表に出さないのでちょっとモダモダしますが可愛いお話を読みたい人にはオススメかと思います。

ダメ男と思ったらスパダリって言うギャップや過去のトラウマとかは良かったのですが、受けが思わせ振りというか、そうなる行動をしてしまう所が好きではなかったです。

子供が出てくる作品が好きで楽しく読ませていただきました。こうたの健気さは可愛いし、入谷の初恋を拗らせかんもありヒーローのやっちゃった感じも(笑)。もあり多少のお邪魔はありますが安心して読める作品でした。