レビュー一覧

実在の人物ではない主役のたまきの絵を成立するために、対立する？という設定のまさに”歌川派”の絵をたくさん引用にもってくる…というところが少し不思議な様に感じた。格子越しの屋根SEXの絵は歌川国貞だし、たまきが落書きしていた絵の中にも歌川豊国の作とされている図案がある。蔦屋の考え方、版元同士、組合などが江戸時代にも当然あるわけだし、自社で売れる作品を作り出すために絵師の取り合いなどはあったろうが、”潰す”と云う発想は成立するのか？も少し疑問。こんな発想の2代目、そりゃぁ続かないのでは…などと思ってしまう。

登場人物がこの巻で一気に増えました。お栄が北斎の娘だったり、他の人たちとの関係も面白くなってきました。

珍しいテーマに興味津々。史実を知らないが故に心から楽しめています。色っぽく、でも力強く面白くなりそう！期待！

48Hがあったので読んでみた。ある意味面白い切り口だったけど、人物の描き分けが出来てなくて、主人公のハズの「たまき」と「おぎん」の顔が見分けがつかないという読みにくさ。もう少し何とかならなかったかなぁ。創作だから仕方ないけど、「おぎん」のサイドテールは時代考証からしてないわー、と思う。途中から突っ込むのに忙しくなって、ストーリーが入ってこなかった。

絵がとても綺麗です。ストーリーも良く出来ていて面白いです。

設定が面白いし絵も綺麗でストーリーも丁寧です。たまきちゃんの想いは報われるのか気になります。

キャラクターたちの人間関係が深く絡みあって面白い！オススメ！

絵が丁寧で写楽が題材なだけに作中に出てくる浮世絵もよかった。4巻完結なんてもったいないなー。もっと風呂敷広げて欲しかった。

作者さん好きと浮世絵に興味があって購入。よかったです！ラストも気持ちいいハッピーエンド。暖かい気持ちになりました！

何となく、写楽の名前で読んでみたら、これが大当たり!！春画だからグロいのかな？と想像したけど、むしろキレイ。一気に全館読んでしまいました。作者さんは、美大で日本画専攻してた方かな？主人公の描いた春画も、すごく綺麗で部屋に飾っておきたいくらい(笑)。逆に言うと、そのくらいソフトかな。登場人物の絵師たちの顔には、故杉浦日向子さんの作品を思い出すものも。きっと、インスパイアされているんでしょうね。でも、嫌な感じはしませんでした。レンタルで借りたけど、きっとレンタル期間が終わるころには、購入しちゃうんじゃないかなあ。お勧めです。