レビュー一覧

いわゆる漫画業界の裏話ですが、めっちゃ酷いエピソードばかりなのに、クスッと苦笑いしてしまうような描かれ方がされていて、この作家さん、改めて好きだなぁと思わせてくれる作品でした。「身内にヤがおりまして」シリーズや、他の作品も全巻持っておりますが、作者さんは御自身で体験したり目撃した事を、そのまま描くのではなく、その体験した自分自身をも俯瞰的に眺め、作者さんのフィルターを通してから作品に仕上げていらっしゃっており、そこがまた、一蓮の作品の魅力の一部だと思っております。

こんなに暴露して大丈夫？と思う内容です。アシスタントを殴る売れっ子漫画家さん、ストーリーを丸投げで考えてもらっていて、考えてくれなくなったら売れなくなった漫画家さん・・誰なの？と興味がつきませんでした。

人の裏側って面白い。でも作者が何故こんなに失礼な事を言われるのか理解に苦しむ、作者自身に何かあるのか穿ってしまいました。　あと大物漫画家が誰なのか匂わすヒントがあればもっと嬉しかった。色々なエピソードも素直に面白かったです。