レビュー一覧

新しい視点での歴史漫画です。歴史の新発見を盛り込み作者独自の時代考証で幕末の歴史に切りこんでいきます。読んでいて次をよんでみたくなる一冊です。

イネさんと蔵六さんではじまる幕末編。このレビューを描いている時に迎えた連載１５０回で二人は再会を果たします。初めて読む方は、この感動を一気に読めるチャンス、既読組は改めて読み直す絶好の機会ではないでしょうか。

図書館で見かけ気になっていたが、コマ割り、画風が好みと違い手が出せないでいた。読みやすくはないが情報量が多く読みごたえがある。今風の画の学習漫画よりしっかり歴史を学べそう。

幕末の歴史でこれより詳しい漫画はありません。それぞれの立場、それぞれの思想、そして、その前提となる事件などが細かく描かれています。超おすすめの漫画です。

風雲児たちだけを読んで歴史をわかった気になる事こそが作者の望むところでは無いでしょうけど、自分の中で幕末に至るまでの流れを整理させてくれた作品です。歴史が不得手な人間が伝記物や学習漫画を読むと「……人品卑しからぬ好人物だったり時代の先を読む異端児が志半ばで倒れたりするのは何故……？」となるわけです。大河ドラマも同様。それを時代を遡ってギャグ交えてあれこれと解説してもらえると、頑迷な攘夷主義者や幕閣関係者もそこに至る十二分な背景があり、早すぎた開国主義者が活躍出来ない不条理が見えてくるという。オススメです！

いよいよ幕末に入って来ました！！歴史好きではありましたが、複雑でわけわからず食わず嫌いだった幕末の頃が、イキイキとした人物たちのおかげで、なーーーる！そんなことが！と、スルスルと頭に入って、どんどん読んじゃいます。楽しく、時にグッとくる、、、涙昭和のギャク絵からは、想像できない奥深さです。

前作の「風雲児たち」全20巻が関ケ原から始まってとうとう今回の幕末編を迎える事になったのは感無量です。前作同様今回も分かりやすく興味深い事実が満載で楽しく読めました。