レビュー一覧

人ってどんな状況でも案外生きられるしタフなんだな…

SF界、ロリコン界では大御所な著者を一般人にも広く知らしめた一冊。描けなくなってホームレスになったり、アル中になったり。どん底の経験ですが、悲惨さは少なく、独特のクールなテイストで描かれています。ギャグも冴えてます。絵は可愛い感じ。作者のたくましさに勇気をもらえます。

昨年亡くなられましたが、これを読むと人間の弱さ、強さが原因なのか、それとも抗えないものなのかよくわからなくなってきます。アルコール依存症。私は酒はかなり強い方で最近はもうビール、日本酒、ワインなどは一切自分からは飲まず、ウイスキー一本です。ですが強い故にアルコール依存症になってしまう方もいると聞きます。なので連日飲んでいた場合は1週間飲まないように少し気を付けて、「飲みたい衝動」などが起こらないかどうかをチェックしています。できれば、ですがこの本とアル中病棟は、俺、アルコール依存症かも・・・と思い始めた人に是非とも読んでいただきたい。なってしまった人はあまり読まない方が良いです。（ネタバレとして、事実でもあるのですが、何度もスリップしてる人が当たり前という表現をされているので、じゃぁしょうがないとなってしまう恐れがあります）

自殺未遂からの野外生活、ホームレス生活からの肉体労働、アル中による強制入院などと壮絶な体験をしてきたにも関わらずそれらの体験談を面白おかしく描ききったのが流石としか言いようがありませんね。この漫画をきっかけに吾妻ひでお先生の他の作品も読んでみようと思いました。

昔から好きな作家です。誰にも似てない可愛い女の子が魅力的で、私のロリコン魂を導く、正統派なマスターである。不条理な作品にも才能がちら見えするのも良いですね。そんな先生の、アレな日々を綴った本です。私は下戸なのでわからないのですが、アルコール中毒って怖いですね。でも、ナントカ克服して、作品にして、読んでもらい、賞までいただくのって凄いですね!想像した創作マンガから体験談マンガ。うまい人は何を描いてもわかりやすいです。体験談も良いけど、またSFしてみませんか?先生!

内容は自殺未遂や野宿など、かなりヘビーなのですが、明るく書いていて、絵もシンプルで可愛いので暗くならずに読めます。自然の大根とキャベツって、どこかの畑なのではないかな・・・？

いまさらレビューの必要もないほど有名になった著書です。てゆうかまだrentaになかったことのほうが吃驚。実生活が嫌になり精神的に病んだ結果、失踪してホームレス生活をしていた作者の実録エッセイです。ホームレスの日常生活を詳細にコミカルタッチに描いている作者の力量はベテランの風格漂います。読み応えのある愉快なホームレスの日常漫画とでも呼ぶべきでしょうか。でも絶対に痺れも憧れもしませんけどね！

失踪日記を読みこんなに有名な漫画家さんなのに・・・絵が可愛くて小さい頃よく読んでました。少女誌にもオリンポスのポロンとか。亡くなったと聞き、これは恩返しをせねばと購入。ただただ、面白かったです。リアルで私は好きです。書き込みがすごいとこが変わってなくて、絵がうまい人の典型だなとか。今は面白い漫画を読ませていただいた感謝とご冥福をお祈りします。

子供の頃好きだった漫画家さん、一時期見かけなくなったなと思ったら、こんな大変なことになっていたなんて…コミカルに描けれてはいますが、実際はもっと修羅場だったと思います。作者さんが亡くなり5年経ちますが、彼の作品は色褪せることなく記憶に残るでしょう

YouTubeで紹介されていて、面白そうだったので読んでみました。壮絶なホームレス生活やアル中後の病院暮らし、絵柄がライトなので楽しく読むことができました。吾妻先生の漫画は、創作よりエッセーのほうが面白いかもしれません。『不条理日記』も読んでみたいと思いますが、Renta!になさそうなので残念です。