レビュー一覧

作者さん買いです。いかにもソーニャらしい作品です。今作も楽しめました。

このぐらいの病んでれさが欲しかった。ただ、短髪のヒーローが見たかった

執着愛が好きなら是非ともオススメ！(*´∀｀)

･･･濃かったです。いろんな意味で。これからも濃くなり続けるんだろうな。次代も薄まる要素無いみたいだし。でも王家よりも公爵家の方が歪んでる感じでしたね。このままいったら放っておいても両家とも絶滅しそう。遺伝って怖い･･･｡　ヒロインは一見か弱そうに見えて、ヒーローの父親殺しや公爵の近親相姦を黙認したりして中々のブルーブラッドっぷりでした。他の登場人物も見事なまでに自分の欲望に忠実。マトモなのはレイナさんだけ（笑）ここまでくるといっそ清々しいです。

歪みっぷり最高です。皆さん歪んでるから、逆に爽快かも。

前半は不穏な雰囲気だった2人が、後半はラブラブで嬉しかったです。登場人物全員が歪みまくっていました。

何度も読むには重いです。それだけ最後の衝撃が大きかった。血の呪縛から歪んだ愛に一途にヒロインを求めるヒーローが不快に感じないのは、挿絵の彼がカッコいいから。それだけでも満足。もう一つのカップルは事実が悲しく感じました。

作家さん買い。タイトルに偽りなしでした。ドロドロしていて、ソーニャの路線に沿っている事も満足です。か弱い王女様と思ったら、毅然とした姿も見れてよかったけど、全て彼らの手中だと思うと恐ろしい。主人公と侍女ちゃんが幸せそうだから、まあいいかと。

ヒロインが悩んでいた｢血の呪縛｣.粘着質の家系ではあるんだろうけど,他は文化かな？という程度で言う程異常ではないかと.(寝込みにイタズラしてるのはドン引きですが)ヒロインは結局国政を担うのが恐くて逃げていたのだし.爽やか面の宰相はちょっと色々突き抜け過ぎてたので,この人についてはきっちり異常認定で良いと思う.

闇(=病み)が深いな…。この作者さん、数冊読みましたが話はお上手。読んでて綻びは感じない。そして単なる王様とお妃様が結ばれてめでたしめでたしって話じゃなくて、王様に上り詰めるまでの血なまぐさい背景とか、ハッピーエンドの後にも闇は完全に晴れない…っていう、おとぎ話を読みたいなら見たくないような描写もあるんだけど、なんかそういうのも納得させられる力量を作者さんには感じます。個人的に好きなのは、イケメン達の悪巧みしてるところ(笑)男性側の心理が描かれているのが好き。イラストは好みじゃないけど、この話の雰囲気には合っていると思う。