レビュー一覧

いつも男性向けみたいなハードなエッチの汐見朝子先生の古い作品です。エッチシーンが不足ぎみです。

たまにこういうストーリーも読んでみたいという気分のときもありますが、絵はちょっと劇画すぎて趣味と合いませんでした。

田原千明がただの欲に溺れた女性にしか思えなかった。身勝手すぎる。

兄弟、父親と節操なしのヒロインに最後まで共感できなかった。ヒロインにそんなに魅力的なのかも疑問。

絵のタッチが凄いですね。彼の兄に恋して、いけないと思いつつ関係を持ち…とどんどん泥沼になって行く。いけないと思うほどしたくなるのかしら。結末が心配です。

強引な兄の顔や性格がいつもワンパターンです。主人公も自分の父を死に追いやった相手なのに、身体の関係だけで許せるのが不思議でした。弟の方が私は誠実で好感もてました。

兄弟、父親と、まさに親子丼を地で楽しむ強い女性だと思いました。そしてこんな女で許してとは終わらず、しっかり御自身の力で、仕事で生きていくのには好感が持てます。