レビュー一覧

他の方が書いている通り、妊娠したら鬱になったわけでなく、もともと精神疾患のあった主人公がもう治ったし大丈夫と軽く考えて妊娠して鬱が再発したのが正しいです。健康な人でもマタニティブルーから鬱を発症する可能性があるのだから、過去に精神疾患があるのであれば妊娠を計画する前に専門医に相談したり万全の対策をとらないと…と思いました。あとこういう病院ももちろん実際あるんでしょうけど、こういう描き方で精神病院の印象が悪くなって病院に行きたがらない人が出てくるんだろうなあとうつ病の家族持ちの自分は思いました。

「実体験を元に描く驚愕のストーリー」だそうなので、主人公（作者）の今現在の状況が良くなったからこそ、こんな漫画を連載できているわけなんですよねぇ。それが信じられないぐらい、現時点ではまだまだ酷い状況です。妊娠出産によってホルモンのバランスを崩し、ストレスもたまり、抑うつ状態や精神的に不安定になることはよく知られてますが、ここまで重くなることもあるとは驚きでした。そもそも主人公が独身時代に軽く鬱で薬を服用していたり、妊娠出産に対してけっこう甘い考え方を持っていたりするわけですが、そこを叩いている人も多い。でも、妊娠出産していい人は、「ゆるい考えは持たず、きっちりと物事を進めていける、健康な人」じゃないとダメなのか？実際は主人公と同じように以前に鬱だった私の友人は案外すんなりと妊娠出産していたり、すでに子育てベテランの女性が3人目の出産で重い鬱になり、赤ちゃんを取り上げられ入院中といった例もある。少なくとも私は主人公だけを批判できませんね。今作の精神病院のやり方は存分に非難したいですけど。

ちゃんと病気を治してから妊娠して欲しいです。子供が欲しいのは分かるけど、子供の事を１番に考えて行動して欲しかった。

他に書かれてる方の言うように、タイトルがちょっと…。死にたくなったのは、妊娠したからではないですね。死という言葉は軽く使って欲しくないですね。

とにかく、精神科病棟、精神科医、精神科看護師の描写が酷い。かなり主観。実話だから良いかもしれないが、これでは精神疾患への世間の目が厳しくなるばかりなのも頷ける。急性期の精神科ではとにかく患者の安全、命が第一優先。抑制をしたくてしている医療従事者なんていない。対称的に助産師が天使のように描かれているが、それもどうかと思う。と、これもかなり私の主観になってしまったが、この世の中誰しも生きづらさを感じている。誰しも精神疾患を発症する可能性がある中でこの漫画を通して特に妊娠出産する女性への配慮、精神疾患への理解が進めば良いかなとは思った。

絵が綺麗なので6巻まであっという間に読み進めましたが、非常に重い内容です。どういう結末になるのか気になります。

早く続きが読みたいと思いました。素晴らしいです

絵はかわいくて、物語の作り方も読みやすいです。興味深い内容ですが、主人公への共感はありません。可哀想だとも思えません。今のところ周りや生まれてきた赤ちゃんが可哀想なだけです。ご自身の辛さが全面にでていますが、周りの方が辛い時もあるはず。また、自分が感じたように描かれているのだと思いますが医療従事者に対する強い悪意が感じられます。これから救いがあると嬉しいですね。

典型的な構ってちゃん。可愛い可愛いで育てられた人は我慢ができない。主役が赤ちゃんになったから構ってちゃん行動が激しくなっただけ。人を尊重、思いやる気持ちを持てたら普通に暮らせるのに自分本意の思考しかわからないからどんなに周りに迷惑かけても衝動を抑えられない。作者が悲劇のヒロインのようにえざかれてるけど、このストーリーの被害者は家族だ。

確かに産後鬱ってあって、酷いと入院するし、早期に見つけて、きちんと治療すればちゃんと回復するので心配し過ぎは禁物なのですが、内容全然違うような…。妊娠前からそういう言動ありますからこれは違います。