レビュー一覧

自分がそうなんですが、普段BLばっかり読んでる人ならうちの息子だってゲイなんじゃないかっていう心構えがそもそもはじめから頭にあるんじゃないかなぁ。けど一般の親にとっては衝撃なんでしょうね。本作の息子くんたちにはこのまままっすぐ育って幸せな大人になってもらいたいです。「うちの息子はたぶんゲイで、素直でとってもかわいいのだ。」という幸せな思い、そういう大事なことは夫婦間では共有したらいいのにな。

LINEニュースに載っていだのが気になって、調べたらもうあったので買ってみました。発売日当日に配信されてるんですね。可愛らしい絵柄と、今までにない視点の物語。世の中の母親たちが皆これだけ理解してくれていななら…と思わずにはいられません。ほのぼのして、一話完結なテンポの良さも、読んでいて心地よい。自分の子供がもしゲイだったなら。悩んでいるお母さんがいたのなら。是非手に取ってもらいたい。子供を愛する親の温もりがあふれています。

実話のエッセイなのかと思って買いましたがそうではないのですね。エッセイなのかと思って母親にずっともやもやして読んでしまい、最後に作者が男性とわかって「あーだからか」という感想になってしまいました。「母親こんなんでないよ」というのがずっとあって・・・。すごく絵も漫画もいいのに、勘違いさせないような単行本の仕様にしてほしかった。勘違いで評価下げるのはもうしわけないけど、ストーリー展開で読者を裏切るならまだしも、ちょっっとタイトルどうなんだと怒りにさえわいた。

これは酷い。実話を元にした話ならまだ良かったけど、完全なフィクションなのだそう。現実にゲイな人やゲイの家族を持った人に対して失礼この上ない。クレームが来て発禁になってもおかしくないレベル。

ゲイの当事者が勧めてて読みました。私自身は当事者ではありませんが、すごくほっこりするいい内容です。いいお母さんだなあ。ゲイだけじゃなくて、こういう多様性をちょっと距離を保ちつつ、自分なりに見守ってくれる人がいるってすごくありがたいことですよね。こういうお母さんのような人でありたいとも思わされました。

ゲイらしき子を見守る母親視点の物語。朗らかな雰囲気のストーリーですが話数がすすむと、気付いた時の戸惑いから理解者になるまでの過程や、否定的な人達の何気ない一言にショックを受けて息子を案じる姿など、現実的で深い話も出てきます。ヨーロッパではオランダが同性婚を合法化した事に倣う国が増え、アイスランドでは同性愛者であると公言している女性首相が誕生しています。日本でも渋谷区の条例のような体制も築かれつつあり、普通にLGBTを題材にする漫画が出版され書店に並ぶようになったのは、社会が多様化し成熟し続けている事の証しだと考えます。差別の根源は知らない事と考えない事。きっかけはフィクションで構わないと思います。ドラマでも映画でもゲームでも良い、十人十色100人いれば100通りの価値観があって良い。知る事・考える事・先に進む事は繋がっていると思うからです。

実話かと思ったら違うんですね。こんな物分かりのいいお母さんだったらそりゃ苦労しないです。いくら嘘つけない子だとしても毎回毎回おんなじパターンでちょっとわざとらしいかなと思いました。タイトルからしてもっと深刻で家族内でいろんなことがあるのかなーと思ってたらほのぼのストーリーだったのでビックリしました。

お母さんがとにかく素敵！こんな母になりたい！無料で読んでた方も描き下ろしが多いので作品が好きなら買っても損はないはず。無料で読んでたお話しのあとに一頁描き下ろしで続きがあるから楽しい！

こういう説教っぽい漫画って最初はいい感じだけど、だんだんイライラしてくるんです。お母さん、自分は良い理解者なんだ、良い親なんだって自分に酔ってる感じで、苦手です。自分の子供がLGBTQなのでただの漫画として読めないのもあります。絵は読みやすいけど、一話一話短いし、なかなか話が進まないのもちょっと。

お母さんがすごく素敵でした。こんな親になりたいと思いました。弟くんもさりげなく優しい。