レビュー一覧

この作者の「母と姉」より面白かった。あちらはゴタゴタとした内面心理戦が描かれて辟易したが、こちらの方がさっぱりしている。とは言うものの、この作者って、こういう人の裏の気持ちのようなものにとても傷ついてきた人なんだろうなと思う。3話目の須磨ちゃんと桐子の話は結構良いと思う。このくらいまで描けると、単に自分のトラウマやルサンチマンを垂れ流しているのではなく、それを消化させて更に文学的な高みに登ろうとしていると思える。

何とも言えない、読後がスッキリしないです。短編なので読みやすいけれど、モヤモヤしました。

大好きな大好きな友人も、ひと皮むけば自分が一番。相手のために犠牲にはなりたくないと云う教訓。

淡々としたストーリーなんですが女の裏の顔とゆーか本性を見てるようでゾッとします。これを読んでると本当の友情って無いのかなって思っちゃいます。

不思議な感じのするストーリーで面白かったです。

ドロドロしてて女の子たちが恐いけど、面白かったです。本当に表面上の付き合いだけだったんだなぁ…。

淡々と進んでいくストーリーの中に恐ろしさがあります。少女だろうが成人女性だろうが、女は怖い。

なんか、去年ぐらいに読んだ、カサネっていうタイトルの映画化した漫画を彷彿する感じの作品でした。